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「彼氏がそば湯を飲むのが信じられない!」 匿名ブログに見る関東と関西の食習慣の違い

育った環境が違えば、食習慣も異なるものだ。自分にとって当たり前のように飲食するものが、誰かにとっては不思議に感じられることもある。

11月7日、はてな匿名ダイアリーに寄せられた「そば湯」をめぐる投稿が話題となっている。タイトルは「そばの茹で汁を平気で飲む彼氏」。投稿者の女性は、彼氏の行動に驚愕したようで、

「育ってきた環境の違いなのか、そばの茹で汁を飲む人をはじめてみた。そば湯だからと言うのだけど、茹で汁ごときを健康に良いといって平然と飲む姿を受け入れられそうにない」

と心境を綴っている。

福岡県出身者「お店でそば湯が出てきたけど説明がなくて困った」

どうやって飲むの?

どうやって飲むの?

関東近郊でそば屋に行くと、食事の後に専用の容器に入ったそば湯を出されることが多いが、西日本ではこうした風習はそこまで一般的ではないようだ。

そば粉の製造を行っている日穀製粉の企業サイトによると、そばには、高血圧予防が期待されるルチンなどの栄養素が豊富だが、水に溶けやすい。そのため、栄養を無駄にしないよう、そば湯を飲むようになった。

この風習は信州から江戸に広まったという。信州(長野県)以西の地域でそば湯の風習があまり一般的でないのはこうした背景もありそうだ。投稿者は西日本出身の可能性が高いが、はてなブックマークでもそば湯を飲むことに驚いた、というコメントが多く寄せられている。

「初めて関東に来て蕎麦湯出されたときは、どうすればいいのかわからなかった 」
「私も夫と付き合うまで知らなかったわ。絶対騙されてるかこの男が変人なだけだと思ってたので、お蕎麦屋さんで普通に出て た時すごくびっくりしたわ」

また、福岡県出身の20代女性も、キャリコネニュースの取材に「福岡でも高めのそば屋さんだとそば湯が出てくるけど、飲み方の説明がなくて困った」と話す。その後、そば湯を飲む機会があったが「あまり美味しいとは思わなかった」という。

確かにそば湯を持って来られても、飲み方の説明がなければ困る。関東育ちであれば、親や周りの人の食べ方を見て飲み方を自然に学べるが、西日本ではそうはいかないようだ。

東日本はそば文化、西日本はうどん文化とも

一方で、そば湯が一般的な地域の人からは驚きの声が出ていた。

「え、普通に蕎麦湯は蕎麦屋で出てくるのに初めて見たの?」
「関東だと立ち食いメインの店でも出すところは出すからなぁ、蕎麦湯。」
「信州で手打ち蕎麦を食べた後、お漬物と焼酎の蕎麦湯割りをゆっくりいただくのが楽しみなのに」

中には、「俺は舌がバカだから、蕎麦湯飲んでやっとソバの風味を十分満喫できた感じがする」とコメントする人も。もはやそば湯があってこそのそばのようだ。

東日本ではそばが人気だが、西日本ではうどんの方が好まれる、という話もよく聞く。同じ日本でも地域が違えば食習慣も大分違うようだ。

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