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レシピ童話の「わかったさん」がツイッター開設で懐かしさに浸る人続出 「こまったさん」の開設予定は?

あかね書房の発行する「わかったさんのおかしシリーズ」の公式ツイッターが開設され、話題を呼んでいる。12月4日の夜に

「ようこそいらっしゃいました! こちらは『わかったさんのおかしシリーズ』でおなじみの、わかったさんの公式ツイッターアカウントです。 新刊のレシピ絵本の紹介や、さまざまな情報をお届けしたいと思います。みなさんとの楽しい交流の場になればうれしいです。よろしくお願いいたします」

と初ツイートを掲載。呟きは1万件以上リツイートされ、フォロワーも1万4000人を超えた。

「わかったさんのおかしシリーズ」は寺村輝夫さんが原作、永井郁子さんがイラストを担当した童話で、今年30周年を迎えた。クリーニング店員で「わかったわかった」が口癖の「わかったさん」が、配達の先々やお店で不思議な世界に入り込み、お菓子を作って現実世界に帰ってくるのがお決まりになっている。

「ロングセラーの本の力。こうしたものは販売部数だけでは測れないので、とても嬉しい」

画像は公式特設サイトから

画像は公式特設サイトから

ツイッターでは「図書館で競うように借りて読んだわ」「小学校の図書室で夢中になって読んだ」など、懐かしむ声が多数あがっているが、そもそもなぜこのタイミングで開設されたのか。あかね書房の担当者によると、意外にも成り行きによるものだった。

同社では今年9月、全10巻ある「わかったさん」シリーズを、お菓子の種類ごとに分類し、元の本にはなかった新作レシピ・イラストも載せて再構成したレシピブック『わかったさんとおかしをつくろう』を3冊発売した。ツイッターのアカウントもこれに合わせて10月に取得したものの、

「何を呟いたらいいんだろう、みんな何を知ったら喜ぶんだろうと分からず、結局そのままにしていました」

という。しかし、12月5日にオープンした同書の特設サイト内で「公式アカウント開設しました!」と宣言してしまっていため、急遽「何かひとこと言わなければ」と呟いたのが最初の内容だったそうだ。担当者は「まさかこんなに反響があるとは。フォロワー数も、画面を開くたびに増えていってどうしたらいいか」と嬉しい悲鳴を上げる。

「『わかったさんのクッキー』をはじめ、シリーズは今でも発行していますし、現役の小学生も読んでいます。ロングセラーの本の力ですね。こうしたものは販売部数だけでは測れないので、とても嬉しいです。懐かしんで下さる方々に支えられていると思います」

原作を担当した寺村さんは2006年に亡くなっているため、新刊のレシピブックに新しい話は掲載されていない。ただ、元の本ではモノクロだったレシピのカラー掲載や、完全描きおろしの見開きイラスト、新作レシピの紹介もあり、大人は懐かしく、子どもは新鮮に楽しめる内容になっている。

ハッシュタグ付きの「作ってみた画像」投稿による、読者との交流を検討中

今後は、ハッシュタグの活用やクイズ出題を通して読者と交流を深める予定だ。

「こちらではスタッフが作ったお菓子の写真をアップしたり、みなさんにはハッシュタグ付きで、失敗作も含め、レシピを見て作ったお菓子の写真をアップしてもらったりしようかな、と検討中です」

『わかったさん』には、料理作りを主軸にする姉妹シリーズ『こまったさん』がある。現段階では、こまったさんのツイッターの開設予定はないそうだが、「そうした声はとても嬉しいです」と話していた。

※ウェブ媒体やテレビ番組等で記事を引用する際は恐れ入りますが「キャリコネニュース」と出典の明記をお願いします。

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