「死ぬ気で契約をとれ!」「超ワンマンの地獄」 ブラック企業で働く女性が見た過酷な労働環境 | キャリコネニュース
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「死ぬ気で契約をとれ!」「超ワンマンの地獄」 ブラック企業で働く女性が見た過酷な労働環境

残念ながら、世の中に数多く存在するブラック企業。ホワイト企業を選んだはずが、入社後に「ブラックだった!」と判明するケースは少なくないだろう。企業口コミサイト「キャリコネ」で口コミを検索すると、ブラック企業に就職した方たちの悲惨なエピソードが多数ヒットした。今回は、ブラック企業で働く女性たちの声をご紹介したい。

「早朝出勤も残業もお金は支払われず」

ブラック企業は過酷だ

ブラック企業は過酷だ

「『楽しくなければ仕事でない』という企業理念のもと、様々な珍しい研修を行っていたり派手な業界であるため入社前はきらびやかで良い部分ばかりを見せつけられました。

しかし実際に入社してみると、仕事内容は朝から晩までテレアポ地獄。お客様のことは考えず自分の成績を上げるためには死ぬ気で契約をとれ!といった風潮。早朝出勤も残業もお金は支払われずただのブラック企業でした」
(法人営業 20代前半 女性 正社員)

企業説明会では、不都合な事実は伝えず、会社の良い点しか言わない。楽しく、ひとりひとりが輝ける職場環境だと見せかけて、応募者を募るのもブラック企業のやり方のひとつである。良いイメージのまま入社したところ、ブラックに染まった仕事内容や職場環境に地獄を見たというエピソードもあった。労働時間の長さや、サービス残業は、ブラック企業の共通点といえるだろう。

「超ワンマンブラック企業。交通費支給なし!市県民税天引きなし!の割には薄給。上司による理不尽なパワハラ横行。仕事押しつけるだけ押しつけて、上司はプライベートの内容のネットサーフィン。自分たちの気分であいさつの返事もなし。社長専務にはゴマすり。経営者が気に入らない社員は自主退社になるよう仕向ける。地獄です」
(生産・製造技術 30代前半 女性 正社員)

低賃金、パワハラ、無能な上司…ブラック企業の要素が満載である。こちらの経営者は、気に入らない従業員には自ら退職を選択するように仕向けるようだが、このような会社に我慢してい続けるよりは、さっさと辞められた方が良さそうである。

「できないとバカ、バカと影で笑われます」

「雇用契約がないので社長の一言すべてが変わります。就業規則がないので典型的なブラック企業です。トラブルの原因になると思います。平均勤続年数2年だそうです。入っても1か月で辞めるとか日常茶飯事です。研修とか教育とかはないです。できないとバカ、バカと影で笑われます。みんなからあのバカ、と言われます」
(営業事務・管理事務 30代前半 )

平均勤務年数が極端に短い会社は、長く勤められる環境ではないということだろう。頑張っても評価はせず、ひたすら人格否定や罵倒を続けるのは、まさにブラック企業である。ブラックな職場に洗脳されたのか、周りの社員も一緒になって、できない社員を馬鹿にするとはひど過ぎる環境だ。このような会社にい続けても、成長できることはひとつもないと断言できる。

「給与が低い」「仕事で必要な服も自腹」

「福利厚生はしっかりしていても労働環境が良くない。残業代ももらいにくい。従業員も正社員が少ない。給与も少ない。ブラック企業感がすごい。仕事で必要な服なども自腹で高いし、融通もきかないしとにかく長く働くのには不安しかない。節約節約な環境だから心に余裕も出ないし仕事に対する意識が上がりにくい」
(その他 20代後半 女性 契約社員)

アパレルショップで働く人たちは、そのお店やブランドの服を着なければならない場合が多い。支給する会社もあるが、自腹で購入するケースがほとんど。社割はあるだろうが、残業代をもらえず、基本給も低いとなれば、生活費を削る羽目になる。心の余裕が持てなければ、仕事のモチベーションが湧くはずもない。ブラック企業に勤めると、精神的に追い込まれてしまうケースが非常に多いはずだ。

企業のブラックな体質を変えるのは、容易なことではない。よく「辛くても3年は働こう」などと言われるが、ブラック企業で身を削る日々を過ごし、心身が壊れてしまうぐらいなら、一刻も早く退職をするべきではないかと思ってしまう。

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