95%の女性が転職活動で差別経験「採用後はスカート履いてと言われた」「花嫁修業したほうが早いのでは?と笑われた」 | キャリコネニュース
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95%の女性が転職活動で差別経験「採用後はスカート履いてと言われた」「花嫁修業したほうが早いのでは?と笑われた」

転職サイト「Bright転職」は8月中旬、転職時の女性差別に関する調査結果を発表した。調査は8月18日から23日まで、インターネットで実施。転職経験のある159人の女性から回答を得た。

調査では、95%の女性が「転職活動時に差別を受けた」と回答。特に、恋愛、結婚、出産に関するものが多かった。

「女性は仕事に前向きな人は少ない」「女性はホルモンバランスを崩しやすく支障がでる」

平成も終わりますし、そろそろこうした差別がなくなってほしいものです

平成も終わりますし、そろそろこうした差別がなくなってほしいものです

具体的な体験談としては、「面接の際に、今後、結婚する予定があるかどうか、子どもを持つつもりはあるかどうか、転職後何年くらい子どもを作らず仕事ができるか、など、根掘り葉掘り聞かれた会社が何社もありました」(30代会社員)という声や、

「当時、高齢の社長から、結婚したら、仕事は続けますか?と聞かれ、もちろん続けますと言ったら、そうは言ってもどうせ辞めるんでしょう?みたいなことを言われました」(40代)
「女性は結婚、出産ですぐに仕事を辞めてしまうから採用しても長くは働いてもらえないと愚痴をこぼされ、最後には女性は生理などでホルモンのバランスを壊しやすくて仕事に支障をきたすとまで言われた」(20代)

などの声が寄せられた。「男性には『やはり男性は上昇志向があるね』、女性には『女性は仕事に前向きな人は少ない』と声をかけられ不愉快だった」という人や、「男は知識面の質問をされていたのに、女性は結婚願望の有無など個人的なことを聞かれた」など、面接官の対応の男女差を目の当たりにした人も少なくない。

ほかにも、

「面接の時にパンツスーツを着ていましたが、本採用になった際にはスカート履いてね、と面接官に話をされたことがあります」(20代)
「前日に、真剣に考えた面接対策のピーアールに対し、企業側は、『花嫁修業した方が早いんじゃないですか?永久就職です』と言って、他の面接官と笑っていました」(20代)

など、多くの事例が寄せられていた。

「いつか会社潰れればいいのに」「これからその会社の製品やサービスを利用するのは嫌」

男女雇用機会均等法では、男女で異なる採用選考をすることを禁じている。性別で選考職種を限定することももちろんだが、面接での質問内容に関しても同様だ。出産は女性しか出来ないのだから、出産の予定を聞くことは、明らかに法律に抵触している。

こうした差別的な言動に、怒りや失望を感じる女性は多い。

「思い出すだけで未だに腹が立ちます。いつか、会社潰れればいいのに、と正直思っています。面接官のせいで会社のイメージが一気に悪くなりました」(20代)
「凄く嫌な印象を受けましたし、入社してもずっと女性差別があるだろうと思って入社を断りたくなりました。結果的に落ちましたが、それでよかったと思います」(50代)

「女性だから採用されたのではないか」と疑念を持った30代の女性は、「企業が私に何を求めているのか不明」として内定を辞退した。差別的な採用を経験し、

「これから先その会社の製品やサービスを利用するのは嫌だというマイナスな印象」

を抱いたという。企業は、求職者は自社の顧客になる可能性があることを念頭に、公平な採用を心がけたほうが良いだろう。

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