「世帯年収400~500万の暮らし」のリアルな実情 「たまに回転寿司に行くのが楽しみ」「フレンチやオシャレな所は無理」 | キャリコネニュース
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「世帯年収400~500万の暮らし」のリアルな実情 「たまに回転寿司に行くのが楽しみ」「フレンチやオシャレな所は無理」

「世帯年収400~500万の暮らし」のリアルな実情

「世帯年収400~500万の暮らし」のリアルな実情

最近、年収1000万円以上の生活事情が注目を集めている。しかし厚生労働省の国民生活基礎調査(2017年)によれば、日本人の世帯所得の平均は551万6000円、中央値は423万円。平均以下の世帯は6割以上で、あまり上ばかり見ても虚しくなるという人もいるだろう。

ガールズちゃんねるに5月末、世帯年収400?500万の人に「暮らしぶりはどうですか?」と尋ねるトピックが立った。都内在住のトピ主は、子どものいないアラフォー専業主婦。自身は、なんとか貯金や旅行もしていると明かして「節約やプチ贅沢などお話しましょう!」と呼びかけた。(文:okei)

余裕はないけど食べるのには困ってない、プチ贅沢も?

400万と500万では随分差があると思うが、トピック内の書き込みには「共働きで夫400万、私(妻)60~100万ぐらい」という人が目立った。

多かったのは「貯金も毎月少し出来るし不自由はしてないけど贅沢は出来ない」といった声だ。定期的に高級フレンチや、海外旅行に行っているようなコメントはほぼ無く、

「たまに回転寿司に行くのが楽しみ」
「ファミレスやファーストフードは好きな時に好きなだけ行けるけど、フレンチやオシャレな所は無理」

といった人々が中心。また、マイホームを購入して、子どももいて……となるとカツカツで「コロナで学校休みだから子供達が食べる食べる…食費が」という悲鳴や、今は良くても老後を心配する人も多かった。

このほか、フルタイムで働いていても時給が低く「貧乏です」という嘆く人も。シングルマザーで「フルで働いて残業もしてたら食事作る余裕があまりなく、食費がハンパない」「母子手当がなくなり辛い」という人もいた。女性で年収400万円もあれば多い方だと思うが、忙しくて外食が多くなれば当然カツカツだろう。また、アラフォー夫婦2人で「旦那が散髪代(バリカン)も趣味もない、虫歯や病気もないから生きていける」などとさまざまな声が寄せられた。

住宅事情としては「ローン払えるか怖くてリノベしたマンションに住んでます。1000万くらいで出来ました」「中古住宅に憧れています」と高望みせずに、堅実に生きているという人も多い。総じて「食べるのに困るほどではないが、余裕はない」という生活のようだ。

親から支援アリの年収400万円か、親を援助する年収800万円か

「実家が太いかどうか」でも、明暗が分かれている。二世帯住宅で同居や、農家の実家から米や野菜をもらえる、夫の実家所有のマンションと駐車場を無料で使っている、という人も。家計にとって住居費が掛からないことは非常に大きいのは言うまでもない。中には、

「友達Aは世帯年収400万以下だけど、実家が裕福だから家もローンなしで購入済みだし経済支援あり。友達Bは合わせて800万だけど親の家賃とか援助してるからお金ないって言ってる」

という声もあり、世帯収入だけで裕福度は分からないという指摘に、思わず唸ってしまう。しかし、親に援助できる甲斐性があることを誇るべきだろう。

一方、子どもがいても、家族みんなでお金をかけずに楽しむ工夫ができるという家庭や、「貧乏だけど旦那は家事も育児もします」と胸を張る人も。夫は、近所の公園で子どもと5時間くらい遊べるという。確かに、高収入でも、家事も育児もまったくしない夫に、思わず嫌悪感を抱いてしまう妻は存在する。「色んな形の幸せがあります。私幸せですよ」と言われると、世帯年収ばかり気にしている方が恥ずかしくなってくる。

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