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“非正規雇用”で働く理由は?「正社員は早出遅出をこなせる人じゃないと続けられない」「残業と妊活の両立ができず」

正社員から転職して非正規雇用を選んだ人もいる。千葉県40代女性(年収300万円)は、介護系の事務所で正社員として働いていた。しかし、薄給とサービス残業、パワハラで転職を決意した。

「しかし年齢と、扶養内での兼業主婦からのバツイチで、正社員キャリアの少なさもあり転職活動は厳しかったです。60歳までは生きていられたらいいな、その希望を叶わせるならギリギリ40代前半のうちに正社員にならないと考えていますが、まず年齢が厳しいです。なれるなら正社員になりたい」

現在、休日は日雇いのスポットバイトを入れているが、「だんだん入れてもらえなくなってきました。年末年始や連休を安心して休んでみたいです」と嘆く。

「いまは契約社員で年収500万円。以前の半分くらいになりました」

ライフイベントをきっかけに雇用形態を変えた人もいる。パート・アルバイトとして働く広島県20代女性(年収100万円以下)は、「職場結婚で、夫に『辞めてほしい』と頼まれて正社員を辞めました。子どもができて働き始めてからは、正社員は難しいかと思ったのでパートで働いています」と語る。

京都府40代女性も「子育てと家事の両立のためにパート・アルバイトを選びました」と説明する。元々、保育の仕事をしていたが、働き続けるのが難しくなった。

「正社員は早出遅出をこなせる人じゃないと基本的には続けられない園が多いと思います。両親や身内の協力が得られる状況でもないし、私自身もわが子との時間を働きながらでも大事にしたいと思ったからです」

埼玉県50代女性は以前、正社員として働き、月60時間の残業をしながら体外受精などの妊活を行っていた。

「本当に苦しく、妊活の成果もでなかったことや家族の反対もあり正社員を辞めました。いまは契約社員で年収500万円。以前の半分くらいになりました。かなりきついです。貯金ができません」

非正規雇用として働くことで本人が納得のいく生活が送れるのならいい。しかし叶わないとなると、非正規雇用のデメリットが重荷になるようだ。

※キャリコネニュースでは引き続き「非正規雇用になった理由」冬のボーナスが激減した人に関するアンケートを募集しています。

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