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パチンコ店が時短要請に応じないのは仕方ない? 協力金も出ず、ジリ貧に追い込まれるホール

一都三県では二度目の緊急事態宣言が発令され、とにかく普段通りの生活ができなくなっている。飲食店は20時までの営業終了を要請されている。これに応じない飲食店もあるが、全体から見ると少数だ。

あとは、娯楽。前述の緊急事態宣言を受け、一都三県のゲームセンターとパチンコ店も時短営業を呼びかけられた。だが、呼びかけに仮に応じても、今回協力金は出ない。

朝日新聞の記事によると、ゲームセンターに関しては時短に応じる店舗もあれば応じない店舗も。そしてパチンコ店の場合、もともと大規模なクラスターの温床になったという前例もないこともあってか、今回は時短に応じないところが多いようだ。

このコラムを書くにあたって、一都三県の思いつく限りのパチンコホールのウェブサイトを確認してみた。が、どこもこの原稿を書いている1月13日の時点で時短に応じるとの一文はない(もしあったらごめんなさい)。中には「今後の営業時間が変更になった場合はお知らせします」というアナウンスがあるホールもあったが、現状では平常営業のままだ。

今回は一転してパチンコ叩きも起きてない様子 その点は業界も安堵か

それにしても、前回の緊急事態宣言下のパチンコ叩きは酷かった。わざわざ人が集まる店をめがけてヘリコプターを飛ばして空撮するテレビ局もあった。

営業自粛に応じない店の名前を公表したことで、逆にその店舗にバカなパチンコファンが押し寄せるという事態も招いたことも記憶に新しい。まあ、普通に考えて「行くなよ」って思っちゃうけど(笑)

今回、二度目の緊急事態宣言では目下のところ、秋葉原にある某有名パチンコ店に大勢が詰めかけたことを一部メディアが報じたぐらいで、前回の狂乱ぶりが嘘のように静かだ。

その理由は、そもそも最近はパチンコ店に以前ほどお客さんが入っておらず、台間の仕切りの設置が完了し、消毒の実施や入店者への検温も行っているからだろう。正直消毒と検温についてはだいぶ適当な店もあるにはあるが、人口密集地のパチンコ店となるとそこそこ念入りに実施している。さらに言えば換気も十分だし。

しかもパチンコをしている間、お客さんも無言だしもちろんマスクもしている。もちろん油断は禁物だが、感染リスクが高いとは考えにくい。

ただ、前回の緊急事態宣言以降、夜逃げ同然で店を閉めたパチンコ店もあるし、なんとか今日まで持ちこたえたけど、二度目の緊急事態宣言で折れたのか、一気に店を閉めるグループも出ている。

前回だって雀の涙程度とはいえ協力金は出た。時短要請、時短要請と簡単にいうけど、今回にはそれがないのだ。「補償もない中、時短要請になんて応じられるわけがない」ってのが、パチンコ店関係者の本音ではないだろうか。

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