残業300時間を経験した年収1000万超の男性「テキトーに働いて400万円稼ぐ方がよっぽど幸せ」

東京都の30代男性は、IT・通信系で年収は1000万円~1100万円。高所得だが、その分労働時間も長い。

「ほぼ毎日終電帰りで、お昼休みは月に1~2回取れる程度。終電で帰宅した後に在宅作業し、睡眠時間は3~4時間ほど。ひどい時には始発出勤で終電帰り。さらに帰宅後に仕事をするというのを繰り返す」

休む暇もなく仕事に追われている男性。土日祝は休みだというが、「土日出勤も2週間に1度ほど発生する」そうだ。結局まともに休息できる日はない。これほどまでの激務をこなして今の年収を実現しているようだ。

「死ぬ思いをして年収1000万円を超えても、手取りは年収800万円の頃と大差ない」

この男性の職場は、1日8時間、1週間40時間の法定労働時間を越えて労働をする場合に必要な「36協定」を締結している。これにより1日8時間以上働くことは問題ないものの、時間外労働の上限規制はある。

「会社は『36協定』遵守のため、残業時間を月40~80時間程度に抑えて起票している。ほとんどの時間は残業報告していない。ある時、実際の残業時間を計算したら300時間近くになっていました……」

本来ならばその300時間近い残業代も支払われるべきだが、男性の場合はサービス残業になってしまっている。

「死ぬ思いをして必死に年収1000万円を超えましたが、手取りは年収800万円ほどの頃と比べ大差ないです。その上、さまざまな手当てを受けられないので、子どもは3人欲しいと思っていましたが、学費無償化や各種手当てを考えると馬鹿らしくて作る気になりません」

年収が1000万円を超えても収入が増えた実感もなく、ただ仕事に忙殺される日々では、何のために働いているのかわからなくなる。男性は「テキトーに働いて400万円稼ぐ方が、よっぽど幸せな生活を送れるかもしれません」と語っている。

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