恋愛は時間とお金のムダ? 恋人期間をすっ飛ばして「いきなり結婚族」に賛否両論 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

恋愛は時間とお金のムダ? 恋人期間をすっ飛ばして「いきなり結婚族」に賛否両論 

番組では、男女9人で東京都内のシェアハウスで暮らすタエコさんを紹介。仕事もプライベートも充実しているが、「子供は欲しいので結婚したい」といい、そこからブログで相手を募集するに至った。同居する7人の男性たちは兄弟のようなもので対象にならないとのこと。

「結婚してから一緒に住めるパートナーは、必ずしも好きになってドキドキする人じゃなくて、(シェアハウスで)共同生活を一緒に過ごしていけそうだと思える人の方が大事」

という口調からは「ダメなら離婚すればいいし」という本音も感じる。募集には男性25人から申し出があったという。

また、婚活アプリで結婚相手を探す26歳の女性も。介護職で年収は200万円あまり。結婚したい理由を「家計の負担をシェアすることで、安定したいから」と語る。40代の男性2人が候補に挙がっているそうだ。

番組ではさらに、告白したLINE画面を拡散されてしまった男子大学生や、自らを「喪女」(モテない女)と称して女性向け恋愛コミックでときめいている20代の女性も紹介されていた。若者の「恋愛離れ」の一因として、「SNSによる監視社会」や、二次元(漫画やアイドルなど)での発散などがあるという分析だ。ストーカーやDVなど、様々なネガティブ要因が噴出していることも指摘していた。

しかし社会学者の山田昌弘さんは、とりわけ「若い世代の経済的余裕の無さ」をあげている。ゲストの春香クリスティーンさん(24)は、「恋愛は時間とお金、感情の起伏の無駄」と正直すぎる発言をしていた。若者が恋愛を謳歌した25年前とは、明らかに世相が違うのだ。

これに対し、視聴者からはツイッターでこんな批判的なコメントがあがっていた。

「『子供を産みたいから結婚はしたい』 ほぉぉ~。 人生そんなに甘くないわよ」
「これ、結婚がしたいのではなく、ATM夫がほしいだけでは。というか、自身の年収アップか」
「恋愛というか愛情がなきゃ添い遂げることなんて出来ないんじゃない?もしお互いに何かあったらコスパ悪いから別れるの?」

介護や長期の看病なんかは多少ビジネスライクな方がいい?

一方で、「そもそも昔は見合いが当たり前。そこに立ち返っただけ」という見方も多い。むしろトゥギャッターのまとめを見た人のコメントは、ほとんどが共感・肯定的だった。

「そもそも結婚と恋愛が紐付けされたのはここ30年くらいのことだし、(中略)恋愛をしないと結婚ができないなんて、五十年くらい前に提唱したらみんなぽかんとするよ」
「人間性も性行為も否定され排除され、ただただ効率だけが求められる国にしたのだから別段不思議もないよ。日本など元から見合い結婚が多かったろうし。『結婚したい奴が増えている』のならある意味明るい話だ」
「恋愛感情がなくても結婚はできるし、愛情は生まれるし、家族にはなれるんですよ。あと、介護や長期の看病なんかは多少ビジネスライクな方が相手にも自分にも負担が少なくて楽ですよ」

「恋愛できるのは一部の人の特殊技能」とまで言う人も。なまじ「好き」から入ると言いづらいことも出て来るが、結婚はシステム・契約だと冷静に捉えればやりやすいこともあるだろう。「契約結婚」を描いたTBSドラマ、「逃げるは恥だが役に立つ」が受けているのもそういうところでは。

結婚しても独身でもいいことばかりではない。世知辛い世の中を孤独のうちに過ごすより、「結婚だけ」したくなっても誰に文句を言われる筋合いはないだろう。結局本人が選び、そこでどう生きるかという問題なのだから。

あわせて読みたい:若者の恋愛離れ対策に「お見合い復権」ってどう?

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

人気記事ランキング

  1. 不倫サーフィン旅行先で夫が急死 妻「涙1滴も出ないお葬式を子どものためにあげました」
  2. 「デートでガソリン代を請求された」女性のモヤモヤ投稿が物議 「ケチな男って愛情もケチる」という声も
  3. 女性は奢られて当然?デートに財布を持って来ない彼女に批判相次ぐ「非常識」「"今度割り勘ね"って言ってみたら?」
  4. 「デート代に4万円は30代なら普通じゃないですか?」 年収200万円の女性の質問に注目集まる
  5. 夫の不倫相手から電話「もしもし、旦那さんから何か聞いていませんか?」 勘のいい妻が発した言葉は……
  6. 「婚約した彼氏の実家が貧乏。両家の顔合わせで……」 女性の悩みにアドバイス集まる
  7. 「玉の輿に乗るにはどうすれば?」女子高生の質問に厳しい指摘「エリートと結婚するには自分もエリートにならないと」
  8. 世帯年収1400万円以上の「パワーカップル」に反響多数 「ポイントは夫婦ともに年収700万円以上」「1400万円じゃたいしたこと無い」という人も
  9. 婚活女子の"優しい男性"の定義「お店は"トイレが男女別"の店を選ぶ。体調不良のドタキャンも許容」など
  10. 「特定の人と会ったあとは体調を崩してしまう」のはなぜ? 一部界隈では「エナジーバンパイア」という呼称も

アーカイブ