ドコモ・ヘルスケアが3つの法人向け新サービス発表 「健康経営」で企業の生産性もアップ

Reborn MAGIC(画面)

Reborn MAGIC(画面)

「Reborn MAGIC(リボーンマジック)」は、個人が生活習慣を記録することができるwebサービス。記録された内容から「時間栄養学」に基づいて生活改善メニューが提案される。生活リズムを整えて体内時計を正常にし、体をベストコンディションに整える、という趣旨だ。シフト制の勤務形態にも対応できるため、一人ひとりの「体内時計」に合わせられるのも特徴となっている。

ある企業で試験的に一か月実施した結果、肥満(BMI25以上)とされている人の6割の体重が減少した。実施前に比べ「体調が良い」と答えた人も20.8%から45.6%に増えたという。開発を担当した同社ソリューションサービス部・加納靖士氏は、

「自分が健康と感じているかどうかで、労働生産性に年間100万円以上の差が出ています」

と、有用性を訴える。サービスを監修した管理栄養士の小島美和子氏は、

「体内時計に合わせて食べると、1週間行うだけでも内臓脂肪が減る。効果が出やすく、体調もよくなるというところからモチベーションを維持しやすい」

と話していた。同サービスは4月12日から提供される。

食事写真と専門家によるソーシャルダイエット「フォトエット」

フォトエット画面(予定)

フォトエット画面(予定)


「生活習慣病予備軍の従業員を減らしたいが、何を言っても取り組んでくれない」

こうした課題を解決してくれるのが、減量サポートSNSサービス「フォトエット」だ。食事の写真を投稿すると、専門家からアドバイスがもらえる。同じ目標を持つ仲間からコメントが送られることもあり、SNS感覚で日々の食事を記録・管理できる。

同社の戸田伸一氏は「続けるだけで食生活に変化が現れる」と話す。

「お昼は蕎麦とマグロ丼という炭水化物中心だったユーザーが、1~2週間後には焼肉屋さんに行っても野菜を中心に食べていました。意識の変化、正しい食生活が身に付くのが見て取れます」

実際、約1か月のトライアル実施後、目標達成(体重の2%以上減量)した人は82%にものぼったという。継続率も95%と非常に高かった。こちらのサービスは6月提供の予定だ。

従業員の日々の健康指標を見える化する「健康サポートLink」

健康サポートLink(画面)

健康サポートLink(画面)

そして、「健康サポートLink」は従業員の日常の歩数や、血圧、体重などの健康データをクラウド上で企業が一元管理できる、というサービス。個人の健康データから組織単位の統計もチェック可能だ。同社のウェアラブル健康デバイス「ムーヴバンド」とも連携できる。同社の井上大輔氏は、

「日清食品ホールディングスのウォーキングイベントでは数百人の歩数データを一括管理することもできました。また、健康保険組合でも、日々のデータをもとに次の健診の参考指標に活用してもらったりしました」

と、事例を紹介。4月18日から提供予定だ。これら3つのサービスは4月19日~21日、東京ビッグサイトで開催される「ヘルスケアIT2017」で紹介される。

和泉社長も意気込みを語った。

和泉社長も意気込みを語った。

同社の和泉正幸社長は、モバイルとヘルスケアは相性がいいとして「みなさんのお手元にあるスマートフォンのように、日常に寄り添いながら一人一人にあった形でサービスを提供していける」と語っていた。