若者の間でカセットテープの需要じわり ソニーもラジカセ新モデルを発売 | キャリコネニュース - Page 2
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若者の間でカセットテープの需要じわり ソニーもラジカセ新モデルを発売

若者の間でカセットテープ人気が出ている(画像はソニー提供)

若者の間でカセットテープ人気が出ている(画像はソニー提供)

カセットテープといえば、1970年代に音楽メディアとして定着。しかし、90年代にMDが登場、2000年代以降はMP3が普及したことで、日常的に使われる機会は減っていった。

そうした状況でラジカセの新モデルを発売するわけだが、ソニーの広報担当者はキャリコネニュースの取材に対して、「カセットテープ機能を搭載したラジカセの売り上げは、2016年比で伸びている」と話す。所有者の年齢層を見ると高齢者が多いが、若い年代層にもいるという。

その背景には何があるのか。広報担当者は、

「最近では、アーティストが曲をカセットテープで販売する動きがあります。そうした影響があるのでないか」

と現状を分析する。海外ではカナダの歌手、ジャスティンビーバーやカニエ・ウェストがアルバムのカセットテープ版を発売。日本でもサニーデイ・サービスやアイドルグループのでんぱ組.incを始めとしたアーティストがカセットテープ版を出している。

カセットテープには、スムーズに曲を飛ばせないなどの不便さはあるが、適度なノイズや、我慢強く聴くことなどが若い世代に受けていると考えられそうだ。

語学学習やカラオケ練習をする人にも需要

今回発売されるCFD-S401ではもちろん、CDやラジオ番組を聴いたり、カセットテープに録音することができる。聴きながらはもちろん、タイマー予約機能があるので、深夜や早朝、留守にしている際にも録音できる。

ほかには、「ミキシングマイク入力端子」の機能を搭載。2016年に発売された「CFD-S70」にはなかった機能だ。前出の広報担当者は、「購入のポイントとして、音声入力端子があり点が挙げられます。語学学習やカラオケの練習をする人からの需要があります」と話していた。商品はソニーストアで購入した場合、1万2880円(税別)となっている。

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