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「女より低収入な男にびっくり」投稿が物議「私だってこの年になってこんな収入だなんてびっくり」と反論も

いろんな事情の人がいます

いろんな事情の人がいます

さらに投稿者は、偉そうなことを言っている男性の多くも「私よりよっぽどもらっていない」と、見下す調子で書き綴る。

「なんなのだ。何にたいして払われているのだ月給」
「世界に対してすごい働いている俺アピールしつつも不等号でいうと小さいほうお前的なそれ」

とどめに 「拘束時間もよっぽど私より長そう。でも年収が3分の1くらい」と締めくくり、男性の労働生産性が低すぎて自分より稼げていないと強調していた。

これは「忙しいアピール」をしてくる男性にウンザリした末の愚痴だろうか。あえて女の自分のほうが高収入であることをほのめかしているが、職種や給与額は不明なので本当のところは分からない。ブックマークは400以上つき注目を浴びた。

やはり不快に思う人は多く、コメントは「あんたが世間知らずなだけ」をはじめ、「天然ボケのフリしてマウントとるつもりなんだろうけど、この書き方だとただのバカだよ」など、大半が批判的だ。確かに、「同年齢なら年収同じくらい」という認識には、首をひねるものがある。

「私だってまさかこの年になってこんな収入だなんてびっくり」

世間一般の男女差だけ見れば、やはり男性のほうが収入は高い。2016年の厚労省「賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者の賃金(月収)は、男性が33万5200円だが、女性は24万4600円。単純に言って9万円以上の開きがある。

ただ、当然ながら医師や会社経営者など、男性サラリーマンよりも稼ぐ女性はあまた存在する。残業代が出ない雇われ店長では、バイトより給料が安くなるなどよく聞く話だ。

コメントにも、「男の年収が自分の3分の1くらいってことは、男の年収が仮にたった200万円としても、増田(投稿者)の年収は600万円はあることになる」と書いた人がいる。「それだけあれば、自分よりも低収入な男なんてごまんといるだろう」という指摘はもっともだ。雇用形態の違いによる賃金格差もある。

一方、煽るような書き方もあって「ネタ」や「釣り」だと見る人も相当いた。それでも多くの人が反応した理由は、こんなコメントに表れている。

「私だってまさかこの年になってこんな収入だなんて思ってなくてびっくりだよ」
「俺と同じような境遇で同じように働いていただけの20年前のサラリーマンの年収にびっくりする」

つまり、それだけ賃金に対して不満がある人が大勢いるということだ。景気は回復傾向と言われる中、上がらない賃金にモヤモヤする人たちを、あまり挑発しないでもらいたい。

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