給料かやりがいか

トピ主は年齢などが不明だが、国税庁の2016年の調査によると民間企業で働く女性の平均年収は279万円。そのため、380万円から税金などを引いても「羨ましい」「代わってもらいたいくらいだわ」といった声もでていました。

スレッドのコメントには、

「辞めないほうがいい。転職してから戻りたいと思っても戻れないよ。キツイ仕事で稼げても、精神や体を病んでは意味がない」

と諭す人も多い。長時間労働やブラック企業が社会問題になる中、あなたの状況はかなり恵まれていると説いている。

だがトピ主は「もっと働いてガンガン稼ぎたい」のである。同じように訴える人もチラホラ見受けられた。

「主と同じことを思って転職して、給料も上がったけど激務で体壊したよ。辞めたことを後悔はしてないけど」

とも明かす人も。体を壊しては元も子もないが、やりがいと給料、どちらに重きを置くかはその人次第だ。

暇でも稼げるのは専門職？ 簡単な事務は機械に取って代わられる

さて「暇な仕事の人の年収」だが100万、250万といった声とともに、意外にも比較的高収入で暇な仕事をしているという人はいた。ただ、その多くは専門職であるようだ。

「超暇だけど420万。残業ゼロです。ちなみに専門職です」
「前職が美術関係の仕事で暇でしたが、20代後半で年収1000万越えてました」

というツワモノもいた。

実をいえば筆者も、高収入ではないが非常に暇な勤務についていた時期がある。事務職で一人、たまに支店長がいる、まれに文書作成や電話受付をするという環境だ。あまりにも暇なので勉強をして簡単な資格を取ったり本を読んだり、刺繍をしていたことまである。年収は300万円に満たなかったが、不満はなかった。

だが、やがてネット環境が整うと本社との通信が頻繁になり、しょっちゅう仕事が来るようになった。暇だったのは20年ほど前の2～3年間だ。スレッドの中には、「残業ゼロの経理で450万くらい。本気出すと毎日3時間くらいで仕事が無くなる」という人もいて、だいぶ恵まれている。

「昔は忙しかったんだけど（中略）パソコンが今までの作業をほとんで自動でやってくれるように」

と続けていたが、現在はそういった事務職は派遣や代行業者に変わったり、パソコンやAIの台頭でかなり希少になっているだろう。楽をして高収入はラッキーや努力の賜物で、滅多にあるものじゃないのだ。

コメントには、「400万越えてたらやめないほうがいいけど、微妙なラインですね。ヒマなら副業したり投資の勉強するとかは？」といった助言もある。暇な職をいきなり飛び出すのではなく、スキマ時間で転職の準備を整えることも、考えたほうがいいかもしれない。