「面倒くさい女」が働き方改革を実現する? 「女性は同僚の生活に目配りができる」「女性の方が時間配分に関して集中力がある」 | キャリコネニュース - Page 2
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「面倒くさい女」が働き方改革を実現する? 「女性は同僚の生活に目配りができる」「女性の方が時間配分に関して集中力がある」

画像は番組公式サイトのキャプチャ

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まず、働き方改革を実施すべき理由について説明を始める三木さん。

「(日本の人口は)2008年が1億2808万人でピークだったんです。これから下がり始めます。2053年、1億人を割るんです。2110年には5300万になります」

人口減少に対応するためには、「少子化の克服と生産性の向上が大事」だという。人口が減れば、労働力人口も減るため、生産性を上げることが必要になるのだ。

しかし働き方改革は「ジジイ」に阻まれている。ジジイとは、「変化を嫌い、自分の保身だけを考え、『会社のため』『キミのため』と言いながら、自分のために既得権益にしがみつき、属性で人を判断し『下』の人には高圧的な態度を取る人々」(出典は河合薫著『面倒くさい女たち』、中央公論新社、2018年)のことだ。

一定の年を過ぎた男性がみんな「ジジィ」になるわけではなく、概念として「ジジィ」という言葉を使っているようだ。

「オジバ」が働き方改革を実現 「なにかにつけ細かい。おせっかい。空気を読まない」

この「ジジィの壁」を破って働き方改革を成功させるためには、オジサン的オバサン、略して「オジバ」の活躍が必要になってくる。オジバとは、「なにかにつけ細かい。おせっかい。会議が終わらない。上司を上司とも思わない。空気を読まない」人たちのことだ。

これまで面倒くさいと思われてきたオジバではあるが「働き方改革で長所になると僕は見ています」と話す。

「やたらと細かいっていうのは、細かい目配りがきく。同僚の生活に目配りがきくっていうのも大きい。男性は働いてるところしか見ていない。でも、女性はぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ話をするんです。つまり、その人の生活背景がつかめる。となると、子育てとか育児のことまで含めた指示が出せる」

オジバはおせっかい好きで空気を読まないので、相手のプライベートにズカズカ踏み込むことができる。その結果、社員一人ひとりの現状を知ることができ、ダイバーシティある働き方を実現するキッカケを与えてくれるようだ。

「男性は会社に行ってる時だけが人生です。女性は家庭も人生なんで、時間配分に関しては集中力があるんです。男は忖度して、上司の判断が全ての基準。女性は(ポストを重視する男性と違い)仕事が成果ですから」

時間の管理能力は女性の方が優れており、上司に対しても忖度があまり見られない。しかもポストを重視する男性とは異なり、仕事の成果を追い求めるという。

最後に三木さんは「オジバの短所・面倒くさいところが職場を変える価値になる。面倒くさい女が価値になる。言葉は悪いですが、女性の活用なんです」と締めた。

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