国語辞典の編纂者、調べてみた系まとめサイトを痛烈批判「無内容で調べ物の邪魔」「見た目だけ文章に見える文章ゾンビ」

画像は飯間さんのツイッターアカウントより

画像は飯間さんのツイッターアカウントより

まとめサイトの文章について飯間さんは「授業でいやいやレポートを書くことは誰にもありますが、せめて『可』を取ろうと努力する。まとめサイトには、その努力もない『不可』の文章があふれています」と批判している。

これらのツイートには、「ゴシップサイトブロッカー」や「ノイズレスサーチ」などを使うよう勧める人もいる。まとめサイトの記事末尾に「いかがでしたか?」という文言が入っていることが多いため、「いかがでしたか?」を検索避けするという提案もあった。

しかし飯間さんは、そうした回避策を知りたかったわけではないという。

「私たちが日常読む文章の水準は優劣さまざまですが、少なくとも意味を伝えようとしている。その姿勢が最初からない文章の出現に驚いているわけです」
「ある種のまとめサイトでは、筆者の言いたいことも、読者の受け取る意味もほとんどないのに、見た目だけ文章に見える文章ゾンビを生産している。文章というものが愚弄されている感じが、痛ましいのです」

まとめサイトでは、ライターが1文字1円に満たない対価で記事を書いていることも少なくない。より多くの収入を得るためには、内容よりもとにかく文字数を書くことが必要になってくる。こうした中で生み出される「文章ゾンビ」に、国語辞典編纂者が心を痛めるのは頷ける。

こうしたサイトに不満を持っている人は多いようで、ツイッターでは「そういうサイトに限って検索すると上位に来る」「最後にいかがでしたか?って書かれるとめっちゃ腹立つ」といった声が出ていた。