ブラック企業のずさんな労働時間管理「タイムカードは勝手に定時打刻される」「30日連続勤務、休日出勤手当なし」 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで6周年 メルマガ読者数
65万人以上!

ブラック企業のずさんな労働時間管理「タイムカードは勝手に定時打刻される」「30日連続勤務、休日出勤手当なし」

営業職の30代男性は、「タイムカードがなく、そもそも就業時間が管理されていない」環境だった。残業代が出ないばかりか、「1分でも遅刻すると、罰として1か月間1時間前出社で掃除等をさせられる」と会社都合のめちゃくちゃなルールが適用されていた。

元営業職の30代男性もタイムカードがなく、その上「私が能力的に出来ない事が分かると、定時を過ぎて終電間近まで約6時間説教と罵倒の嵐」だったと明かした。鬱になり退職を希望したものの「辞めるなら裁判で訴える」と脅され、半年間勤務を続けたという。

学習塾に勤務していた30代女性は、手書きのタイムカードだったため定時で打刻したり、超過しても別日で調整したように装っていた。講師不足で長時間労働が常態化しており、残業時間が少なくなるよう偽っていたというのだ。

「今日は勤務が短いなと思う日でも、朝10時からチラシのポスティング、14時から授業準備や掃除、16時から22時まで授業、25時まで翌日の授業準備などを行なっていました」

夏期・冬季講習時、受験直前は授業だけで9時半~22時まで埋まっており、「1日休める日など月に1日あるかどうか」と振り返る。これだけ働いても会社が記録する労働時間は定時退社なのだから、やりきれない。

「タイムカードは上司が管理、定時になると打刻するようにアナウンスされていた」

会社の圧力で、タイムカードを定時で押せないケースは少なくない。技術職の30代女性は、

「1日8時間勤務のはずだが、朝7時から23時まで30日間連続勤務 昼休憩15分、残業代、休日出勤手当なし。タイムカードは管理者がまとめて押す」

という過酷かつ悪質な環境で働いていた。同じく技術職の別の女性も「タイムカードは上司が管理しており、定時になると打刻するようにアナウンスがされていた」と当時の状況を書いている。

販売・サービス業の30代男性も「毎日朝9時出勤、帰りは午前3時から4時、休憩はほぼ無し。タイムカードは毎日定時に勝手に通された」という嘆きを寄せていた。

従業員の労働時間をしっかりと把握できるのであれば、タイムカードがないことは違法ではない。しかし残業代を払いたくない理由から労働時間を改ざんするのは、完全にアウトとしか言えない。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ