離婚を思いとどまらせるのは「持ち家」説 「いざ別れようと思うと面倒くさくて別れられない」

ただ、『おんなの県民性』(光文社新書)などの著者で県民性に詳しい矢野新一氏は「沖縄の人は即断即決が特徴」と分析する。

「離婚率も高いけど転職率も高い。一度考えたら踏みとどまることがない。思い立ったら即仕事も変える」

総務省の「就業構造基本調査」(2017年)によると、沖縄県の転職率は6.7%で1位。矢野氏はこのデータからも、沖縄県の人は瞬発的な行動力が非常にあるため、結婚も離婚もすぐに決断してしまうと分析していた。

番組では、離婚率は都道府県中45位と低いのに、相模ゴム工業の調査で浮気率が2位だった富山県にも注目した。番組が富山県民にインタービューすると、56人中11人が浮気経験ありと回答していた。

浮気率が高いのに離婚率が低いのはなぜなのか。県民の声で多かったのが、

「持ち家率とか結構高いから」
「持ち家率が高い。みなさん共働きで家のローンを払っているから、いざ別れようと思うと面倒くさくて別れられない」

と、持ち家への言及だ。

総務省の統計によると、富山県の持ち家率は79.2%で全国1位。一方、沖縄県(48.0%)は46位と低い。離婚カウンセラーの岡野あつこ氏は、離婚できない理由の1つが持ち家というのは、相談者を見ていて感じるという。

「家が欲しいけど、ローンが払えない奥さん。それから、ご主人も別れたら1人だと広すぎるとか、いろんな面で持ち家は(離婚の)ネックになります」

離婚時に財産を別ける際、現金だと簡単だが、家は売りに出したりローンを組み替えたり、とにかく手間がかかってしまう。そのため、離婚を踏みとどまる夫婦は珍しくないという。”子はかすがい”とよく言うが”家もかすがい”らしい。家の購入時には、パートナーと一緒にいる覚悟も強く持つ必要があるのかもしれない。