無くならないパワハラの数々「入社2日目から怒鳴り・無視・非難受けて1か月我慢して退職した」 | キャリコネニュース - Page 2
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無くならないパワハラの数々「入社2日目から怒鳴り・無視・非難受けて1か月我慢して退職した」

パワハラを語る上で、5ちゃんねるのちょっと古いスレッドの話をさせていただきたい。2017年7月に立った「パワハラについて語るスレッド」。これに実に様々なパワハラの被害者の声が書き込まれていた。書き込みのいくつかを紹介したい。いや、もう本当にキツい境遇にある人々の声ばかりなのだ。

「入社2日目からパワハラモラハラで怒鳴り・無視・批難受けて1か月我慢してたけど退職。現在体調不良で起き上がれないし1か月前より4キロ痩せた」
「ヘルメット抉れたり骨にヒビ入るくらいの暴力、真冬にびしょ濡れにされる、重機で吹っ飛ばされる、免許の更新に行かせてもらえない、見た目の貶し、他にも書ききれないくらいある」
「社内で勝手に『これはパワハラにはあたらないよ』って判断して『そういうことで』って証拠集める事まで封じられてしまったよ。パワハラしてた側は処罰される事もなくのうのうとまた他の人間をいたぶっていくのかと思うと腹が立つ」
「上司から仕事をもらえず、何も指示してくれないのってパワハラ?こちらから聞いても特に何も言ってくれない。思い切って聞いたら『忙しいから教えてる暇がない』って言われた。(中略)もう4か月も毎日掃除と雑務しかしてない。ずっと放置」
「上司に大勢がいる前で『おまえはクソだから死ね』って面と向かって怒鳴られるんだ」

常々思うけど、職場に人面獣心の如き上司とかがいると、もう本当に最悪だよね。部下をパワハラしてもヘラヘラできるような人間がいる環境で、効率良く働けるはずないもの。自殺を選ぶ被害者だっているのに、パワハラする側に自覚がない場合だって多いし。

パワハラを目撃したら被害者に手を差し伸べる勇気を

そして今回のスレッドには、こんな書き込みもある。

「パワハラ課長は、必ず人目につかないところに連れ込んでから、怒鳴ったり嫌味な説教してきた。パワハラの張本人が一番、証拠が残らないように注意してたな」

パワハラを仕掛ける側は、その証拠が容易に発見されないように注意している節があるということだ。これは恐ろしい悪知恵である。証拠が押さえられなければ誰も諌めることはできないし、被害者の訴えにも半信半疑にならざるを得ない。終いには被害者が”ちょっとおかしい人”扱いされることにも繋がりかねない。

これを防ぐには、パワハラ被害者も知恵を働かせる必要があるのではないだろうか。パワハラの証拠をどうにかして手に入れれば状況は変わってくるだろうし。何か暴言を言われそうな雰囲気を感じたら録音するとか、そういう自衛も必要かもしれない。

「正当に訴えたら受け付けてくれるよ」と、労基や相談所に電話することを勧める人もいた。労基署が相談内容を精査した後、会社に電話が来る場合もあるが、「その時、電話してもらう相手をパワハラ相手の上司に設定しておくこと」とアドバイスしていた。

それから、もしあなたがパワハラを発見したら、被害に遭っている人に手を差し伸べる勇気も必要ではないだろうか。繰り返しになるが、パワハラが原因で自殺する人が現実に発生している。こんな辛い最期もない。それを防ぐ可能性がちょっとでも高くなるためのアクションは、地道に展開していくべきだ。

職場の人間関係ごときで苦しむなんて、本来バカげていることなんだし。

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