非正規雇用の6割「正社員になりたい」うち8割以上が「未経験の業界・職種でもいい」 | キャリコネニュース - Page 2
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非正規雇用の6割「正社員になりたい」うち8割以上が「未経験の業界・職種でもいい」

不安に思っている事として挙がった「経歴」「仕事内容」「職場」について、それぞれの具体的な例を聞いた。経歴の不安で最も多かったのが「非正規雇用期間が長いこと」(53.7%)、次いで「資格やスキル・正社員経験がないこと」(49.7%)だった。

正社員への転職をする際、事前にどんなことが分かれば経歴の不安を払拭し、応募の意欲が上がるか聞くと、最も多かったのは「職場見学や体験をし、働いている人を確認できること」(58.3%)。前例があることで、自分も受け入れてもらえるかもしれない、という期待が高まるためだと考えられる。

正社員になるにあたり、仕事内容について知りたいことを聞くと、1位は「就職後すぐに行う仕事内容を知ること」(77.5%)。2位は「どんな人に適性がある仕事か」(56.7%)、3位は「扱う商品の具体的な取り扱い方法」(45.4%)という結果だった。

「正社員になれるのであれば、未経験の業界・職種でもいい」と答えた人は85.1%に上った。自身の資格・スキルに不安を持っていても、正社員で働きたいと考えている非正規雇用者は多いようだ。「職場について事前に知りたいこと」を聞くと、最も多かったのは「雰囲気や社風」(69.4%)だった。

「雰囲気」「残業時間」など、求職者が職場を想像しやすくなるような情報公開を

正社員の採用がスムーズに進まない企業は、「未経験から人材を育てること」を検討すると同時に、「未経験でもチャレンジ可能な仕事内容かどうか」を求職者へ広く告知する工夫が必要だと思われる。

求職者が職場への安心感を持ち、就職した後の姿を想像できるよう、企業は「残業時間」や「離職率」、「職場の雰囲気」など、具体的な情報を公開してほしい。

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