マツコ、保育園の連絡帳IT化に 「手書きが良かったりしない?」「それ以外の効率化できるところをしてあげて」 | キャリコネニュース - Page 2
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マツコ、保育園の連絡帳IT化に 「手書きが良かったりしない?」「それ以外の効率化できるところをしてあげて」

若林さんによると、保育士さんは毎回、連絡帳に一人ひとりの子どもの様子を手書きでていねいに書いてくれるという。先生の負担を考え、ネット上に上げてIDを管理し、親はスマホ閲覧、「先生はそこに入力するだけにしたらいいのに」などと提案していた。

しかしマツコさんは「でもさ、手書きが良かったりもしない?」とやんわり反論。若林さんは、「わかるよそれは」と、連絡帳に書いてある我が子の様子に「涙することもある」と明かしたが、「でも大変だよなー」と、やはり先生の負担が気に掛かるようだった。

これにマツコさんは「一回涙したら手書きじゃなくすとか」と冗談めかした後、

「まったく無くす必要はないと思うのよ。親御さんとの交流で手書きのものが残るっていうのは、あんたも泣いたように、すごく大事なことだと思うのよ」
「だから、それ以外の効率よくできるところはしてあげて、その大事なところはアナログを残すほうが良くない?」

と意見した。連絡帳は保護者にとって、子どもの発達を知る情報元で、手書きのあたたかみは励みや癒しにもなる。それより、もっと効率の悪い仕事を合理化すべきという指摘だ。

「昔、園内の作業はもっと雑だった」「今は”気遣い”を含めた意味での仕事量が増えている気がする」

実際、子育てや教育の現場は「効率」だけで片付けられないものがある。マツコさんは、自身が一番感謝しているという幼稚園の先生の思い出を明かす。

「野菜が全然食べられなかったのね。先生が、家からキャベツを千切りにして持ってきてくれて、親が迎えに来るまでそれを1本1本あたしに食べさせてくれていたの。毎日毎日。それで食べられるようになったの」

だから、「今日は何本食べました」という報告は、入力された文字より先生の文字の方が親も感謝する、といった考えを語った。

「マツコさんの時代と比べて、いまは先生の負担が増えているのか?」という疑問にマツコさんは、園児の数などはともかく、「園の中での作業は、昔はもっと雑だった気がする」と指摘。「今は、”気遣い”を含めた意味での仕事量が増えている気がする」と、現代の保育士さんの過酷さを思いやる。

若林さんの子どもが通う保育園では、自治体からの要請が多く書類に対応するのが大変で、園長は「市がうるさい」と、保護者会で文句を言っていたという。書類の多さに先生が忙殺され、子どもと接する時間が足りなくなるなら本末転倒だ。マツコさんは、「署名捺印文化をもっと効率化すべきよ。(中略)そっちの作業を簡略化してあげたほうが、よっぽど先生は嬉しいと思う」と主張していた。

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