稲盛和夫から最も信頼された男・大田嘉仁さんが語る、破綻したJALが奇跡のV字回復を実現できた「リーダー教育」と、「善き思い」「利他の心」とは?

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2010年、日本を代表する有名航空会社の日本航空(JAL)が経営破綻しました。その負債総額は戦後最大の2兆3千億超——。

しかしそのJALは、翌年の2011年には黒字化に成功。翌々年の2012年9月には、経営破綻に伴う上場廃止から2年8カ月ぶりに、東京証券取引所第1部に再上場を果たしました。

奇跡のV字回復を牽引したのは、京セラや第二電電(現KDDI)の創業者・稲盛和夫さん。誰もが不可能と思ったJAL再建に無給で取り組み、成功させた「カリスマ経営者」ですが、JALの会長就任に当たってたった2人の部下を京セラから連れて行ったことは、あまり知られていません。

そのうちの一人が、今回お話を伺った大田嘉仁さんです。

「稲盛和夫から最も信頼された男」と称された大田さんは、JAL再建において軍師のごとく腕をふるい、わずか5人のメンバーで3万2千人もの社員の意識改革に挑戦しました。その貴重な記録を綴った初の著書『JALの奇跡』(致知出版社)は、ビジネス書としては異例のベストセラーとなっています。

そこで、今こそビジネスパーソンに必要な「善き思い」「利他の心」について、大田さんに伺いました。

航空業界未経験—— 孤独とバッシングの中、JAL再建に着手