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【れいわ新選組】ALS患者の船後氏が当確でコメント「必要な支援とは何か、考え直してもらえる制度を作りたい」

船後さんは商社に勤務していた41歳の時、箸やペンなどがうまく持てなくなり、翌年にALS(筋萎縮性側索硬化症)と診断された。ALSは、意識がはっきりしたまま全身の筋肉が動かなくなり、身体の自由が奪われていく難病だ。2002年に人工呼吸器と胃ろうを装着し、2008年には、最後まで動いていた右手中指も動かなくなった。現在は看護・介護サービス事業の取締役副社長などを務めている。

船後さんは「今回の選挙戦で皆さんの行動が変わってきたような気がする」と語る。これまでは障害者優先エレベーターに乗ろうとしても、混雑していて乗るまで相当な時間を要していたのが、選挙戦中、「優先でしたね。降ります」という言葉が聞こえた。

ALSの患者が議員になるにあたり、参議院はバリアフリー化など様々な対応を迫られる。これについては、

「国会に入れてもらうために、皆さんはきっと、いろんな事を考えてくださると思います。大変な、面倒なことかもしれませんが、よろしくお願いします」

と語った。

「僕という人間を見て、必要な支援とは何か、今一度考え直していただける制度を作っていきたいと思います。今回の選挙活動は、ヘルパーさんを同行すると自費になってしまうので極力、うちのボスのボランティアにしました。呼吸器を装着した人間を一人で外出させるのはきっと大変だと思います。この部分も選挙戦で感じた矛盾でした。こんな矛盾を変えたい。弱々しく見える僕ですが、根性だけは人一倍。命がけなのですから。これからもどうぞよろしくお願いします」

山本太郎「船後さんの院内活動のサポートは、国権の最高機関が改革していくべき」


会見の様子

会見の様子

会見には山本太郎氏も同席した。記者から今後の船後さんのサポート体制を問われると、団体は健康面のサポートを行い、参議院内での活動は「参議院が解決すべき」という認識を示した。

「私がやれることはやろうと思っていますが、柔軟に対応していくことは国権の最高機関と呼ばれるところがやらなければならないと思っています。いかにALSの方でも国会議員としてやっていけるかということを柔軟に改革していかなければならないパートだと思っています」

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