ヤフコメの喧嘩が暴行事件に発展 ネット上のトラブルで「会って話す」は危険

人は自分の好きなことや興味のあることを貶されると、嫌な気持ちになる。かっとなるのも分かるが、そこで反論せず、「『そういう考え方の人もいるんですね。勉強になりました』など、『この話はここで終わりです』と分かるように返事をして、後はスルーする」ことが有効だ。

SNSの返信やコメントでの争いは、どこまで行っても平行線のことが多い。そのため実際に会っても平行線のままで、何の解決にもならないという。

「ネットのコメント欄では、ヤクザに公務員、芸能人の端くれみたいな人など、ありとあらゆる人が書き込んでいます。『会って話そう』となっても、相手が何人で来るかわからない。武器を持っているかもしれないし、格闘技の経験者かもしれない。ネットのトラブルを現実に持ち込むことほど最悪な方法はありませんから、ネットのいざこざはネット内で終わらせるべきです」

コメントトラブルを「所詮はネット上でのこと」と割り切るのも大事だ。

「例え言い負かしたところで誰も褒めてはくれないし、味方になってくれているように見える野次馬も、結局は煽っているだけです。勝ったところで、単なるネットでの出来事として消費されるだけです。『ヘタレがごちゃごちゃ言ってる』などと煽られても、ひたすらスルーし続けることです。ネットが広まって20年以上になりますが、余計なトラブルを避ける方法として、それ以外に有効な手はありませんでした」

「ヤフーはクレカ情報など紐付いている人も多い。完全匿名ではないこと思い出すべき」

トラブルを防ぐには、利用者側の意識も問われる。ネットのコメント欄は完全な匿名ではなく、特にヤフーニュースの場合「ヤフオクの利用などで、IDとクレジットカード情報などの個人情報がつながっていることが多い」という。何を書いてもいいと思っている人は、然るべき方法で調べればすぐ身バレすることを、念頭に置いておくべきだろう。

プラットフォームがチェック体制を強化した場合、運営コストもかさむ。どこでコストを回収するかにもよるが、無料でニュースを読むことができなくなったり、配信される記事の本数が減ったりすることも考えられる。井上さんは、「利用者側が書き込む時に注意するのが、お金もかからず手軽でみんなハッピーになれる方法」と語っていた。