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“女だから”職場で受けた理不尽すぎるハラスメント「普通は産休取らないでしょ」「流産して上司に怒られる」

過去に子ども向け教室の店舗責任者をしていた30代女性は、当時のブラックな待遇に不満を漏らす。

「事務職希望で入社したのに、配属先はなぜか常駐が自分1人だけの職場でした。20万円という手取りの中から、悩みを抱える非常勤スタッフを食事に連れ出したりで、毎月カツカツでした」

本部に在籍する女好きな上司のおかげで、精神的にも苦しめられた。その上司は「毎月、お客さんが途切れる時間を狙って不倫の誘いに来る」といい、「かなりのストレスでした」と明かす。

30代女性の元勤務先は、パリコレブランドも手掛ける縫製工場だが、その実態は華やかなものではない。小さい子どもがいるにも関わらず、連日遅くまで残業させられた。さらに

「毎日のように怒鳴られて人格を否定されました」と嘆く。労基に駆け込んだものの、今もまだ改善されていないようだ。

育休ブランクで正社員になれず「少子化は進むし、日本の競争力が落ちていく一方です」

管理・事務職として働く40代女性は、妊娠中の業務量を減らすため周囲に助けを求め、「やってもらえばいい!」と言われたが、2か月で流産した。そのことを知った上司に、「なぜ言わない。言ってくれればちゃんとするのに!」と怒られる始末だった。

販売・サービス職の40代女性は、産休明けと夫の転勤が重なり、転勤して職場復帰をしたという。しかし、

「移動先では以前のように成績を上げられず、支店長から『成績がいいから産休開けを受け入れてやったのに』と言われました。『普通は産休も取らないでしょ』みたいな感じでも言われました」

と辛酸を嘗めた。

研究開発職に就く40代女性は、元大手企業の社員というキャリアがある。しかし、出産・育児でのブランクを要した社会復帰は厳しく、「キャリア的にも能力的にも正社員として充分働けるのに正社員として就職できず、そもそも募集がない状況でした」という。

仕方なく派遣登録で働くことになったが、会社側は女性の希望する正社員昇格を見送り続けた。

「育児のためにしばらく休んでいただけです。働く意欲も能力もあるのに、フルタイムで働いても正社員になれないので、半年我慢して退職しました」

女性は、このような会社の存在を許す社会に対して「これでは経済は良くならないし、少子化は進むし、日本の競争力が落ちていく一方です」と憤りを感じている。

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