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「なぜGACKTはお金があるのか?」 最大の疑問に本人が答える初のビジネス書『GACKTの勝ち方』

なぜそんなにお金があるの?という人々の疑問に、GACKTはこう答えている。

「30歳からのボクが 人知れず実業家としても生き、【GACKT】という名前をブランディングし、カネを生み出す仕組みを構築してきたからだ」

抽象的な言葉だが、本書を読むとその意味がよく分かる。徹底的に自分の価値を高め、GACKTという存在自体が収益を生む仕組みを構築してきたのだ。

しかし、ここで垣間見えるGACKTの生き方は、他人が真似できるとは思えないほどストイック。現在の稼ぎを生み出すために、どれほどの努力をしてきたかと呆れるほどの武勇伝が展開される。

例えば、音楽がネット上でいくらでも無料・安価で聴けるこの時代、「音楽だけやっていたらとっくに死んでるよ」と鋭敏に時代を読んでいる。音楽で生きていくためにはファンを作ることが必須となるが、「まずは良い音楽を作って…」などという考え方は「宝クジを握りしめて過ごすのと同じくらい愚かなこと」と、GACKTは一蹴する。

「2000人以上の女性に声掛け」から始まった、自分をマネタイズする仕組み

21歳を前に音楽で身を立てようと上京した彼には、ライブの衣装代も用意できず焦ったこともある。だが、彼は働くことなど選択肢に入れず、まずは「どうすればカネが作れるか」を考え、「サポーターをつくろう」と決めて行動した。

池袋の西口公園で、毎日女性に声をかけ続け、真剣に自分の夢を説き金銭的なサポートをお願いしたという。3か月で2000人以上に声をかけ、50人のサポーターを得たというから驚きだ。無下にあしらわれることもザラだったというが、そんなことで心が折れることはなかったそうだ。鋼のメンタルである。ここで培った「人の心をつかむ術」は、ビジネスなどあらゆる面で生かされているという。

こうして固定ファンを作り、自分がやりたい音楽・ステージングでは、コアなファンが何十年も楽しんでくれることを目的としている。ファンクラブ限定のライブは2000人規模だが、チケット代は3万円~300万円という法外な価格だ。それも一瞬で完売するという。作品やグッズも高価なものが多く、その都度500円かかる映像ブログは数万人のファンが欠かさず見る。本書は音楽以外のビジネスで稼いでいるエピソードも紹介されているが、「自分が本当にやりたい音楽」でも、コンスタントに稼げていることがわかる。

「デブであることにメリットなどない」1日1食、白米は20年我慢し続けるストイックな生活

もちろん、常にファンが満足する最高のパフォーマンスを提供しなくてはならないため、毎日のトレーニングも欠かさない。40代とは思えない見事なパーフェクトボディを本書のなかでも披露しているが、それも徹底した自己管理から生まれている。食事は1日1回、”死ぬほど大好きな米”を20年も我慢し、同じく大好きなラーメンも年に1度しか食べないという。「少なくともビジネスにおいて、デブであることにメリットなどない」と言い切っているほどだ。

こうした努力はGACKTだからできることで、結局、真似できないと思えばそれまで。ただ、ストイックな努力に対しては「たっぷり褒美もある」と断言できるメンターとして、成功するための方法や精神論を説いているのが本書だ。

うなだれて「何もいいことがない」とサラリーマンを嫌々やっている人。いつかは起業したいが資金と知識がないからまだまだ、と思っている人。そんな人たちは、GACKTの勝ち方=生き方を見て、きっとなにかしら行動を起こしたくなることだろう。

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