「読書感想文で電子書籍はダメ」にマツコ苦言「読書の素晴らしさを広めるためのコンクールならナンセンス」 | キャリコネニュース - Page 2
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「読書感想文で電子書籍はダメ」にマツコ苦言「読書の素晴らしさを広めるためのコンクールならナンセンス」

電子書籍を拒否する理由は、「ウェブ上で随時内容が更新される可能性があり、応募者が読んだ内容や引用部分を特定するのが難しい」(事務局)からだといいます。「閲覧に機器が必要」になることも理由にあるそうです。

意見を求められたマツコさんは、コンクールの性質によって、必要になる規定が異なるのではないかという見方を示しました。「読書感想の技術を競うコンテスト・コンクールなのであれば規定があってもいいと思う。その中から選んで『あなたのテクニックを見せてください』という場であるなら」と、文章作成の技術を競うものならば、一定の枠の中で競うことがあっていい、としながらも、

「でもそうじゃなくて、『その本を読んだ感動を自由に書いて、それを見せてね』というコンクールなら、電子書籍だろうが漫画だろうがいいと思うのよ」
「本当にその人の読解力や表現を競う、テクニックを競うものならこれでいいと思う。ただ、『みんな読書をしましょう、読書は素晴らしいんですよ』という運動のためにやっているとするならナンセンスよね。電子書籍ダメって言ってる時点で」

などと苦言を呈しました。電子書籍を禁止することがコンクールの趣旨に沿っているのか、疑問を投げかける指摘です。

ネット上でも物議「なかなかのブラックルールですね」「ウェブ記事と区別がついてない」

読書感想文コンクールは自治体や企業など様々な団体が開催しており、電子書籍を認めているところもあります。話題になった同コンクールは、公益社団法人全国学校図書館協議会などが主催し、応募票には本の発行所や発行年、サイズまで記入しなくてはなりません。これついて専門家からは、「電子書籍で読んでも子どもの感想は変わらない」「時代に逆行している」などの異論も出ています。ネット上でも8月末、「バカじゃないの?」「なかなかのブラックルールですね」「ウェブ記事と区別がついてない」などの批判が多数上がり、物議を醸しました。

ちなみにコンクールの開催趣旨は、「子どもや若者が本に親しむ機会をつくり、読書の楽しさ、すばらしさを体験させ、読書の習慣化を図る」とのこと。同時に、読書を通して人間形成や表現力を養うことにも言及しています。電子書籍で読んだとしても、果たせないことではないでしょう。

授業でもタブレット端末やパソコンが利用される現在、電子機器を避けては通れません。やはりマツコさんの言う通り、電子書籍はダメというのはナンセンスではないでしょうか。

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