ブラックバイトの実態 「実質的に時給300円」「オムツ着用で働くのが当たり前だった」 | キャリコネニュース - Page 2
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ブラックバイトの実態 「実質的に時給300円」「オムツ着用で働くのが当たり前だった」

IT系技術職の50代男性は、学生時代に経験したブラックバイトについて語っている。広告代理店での広告配布のアルバイトだった。求人広告の賃金欄には「某ファストフード店の1.5倍」と記載されていたが、実際は「最低賃金以下」だったという。

「働いてみると厳しいノルマがありました。1時間に500個配布がノルマでしたが、どう頑張っても300個が限界です。ほかのバイトが来なければ、ノルマの半分も配布できないノルマでした」

以前、コンビニのアルバイトをしていた30代女性は、店舗から「家が近い」という理由で酷い扱いを受けた。休みは週に1度だけだったが、ほかのスタッフが欠勤すると穴埋めをさせられた結果、35連勤になっていたという。「今でも納得がいかないです」と綴っている。

ホットラインが設置されているものの、通報者が誰かすぐわかる

若い頃に牛丼チェーン店でアルバイトをしていた30代女性は、当時の体験を明す。社内にはセクハラホットラインが設置されていたものの、本部は通報者が誰かすぐわかるのをいいことに「いつでもどうぞ」という高圧的な態度だった。それ以外にも、

「休憩が取れないためオムツ勤務は当たり前だったし、世間で聞くようなセクハラやパワハラはすべて『社則に反してないのでOK』という意味不明なルールもありました」

という。

その後退職して結婚したが、ブラックバイト時代のことを夫に話したところ、「昔は長時間労働なんてどこの企業でも普通だった」といわれた。夫は親族とともに「今のブラック企業は昔の当たり前。だからお前は世間知らず」と罵ったという。女性は「働いても働かなくても地獄です」と家庭もブラックだったとこぼしている。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「リボ払いの経験がある人」に関するアンケートを募集しています。

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