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広告系、月の労働時間が600時間の50代男性「1日21時間労働。時給が400円を切っていた」

大手広告代理店の子会社で管理部門の管理職をしていた50代男性は、仕事のしわ寄せに潰されそうになっていた。男性の部下が全員、保育園に子どもを預けているワーキングマザーで残業・休日出勤できないため、部下ができない仕事はすべて一人で対応していた。

「家が近いこともあり、毎日朝4時から深夜1時までの約21時間勤務を休みなく1年間続けたが、残業代はなし。早出残業、深夜残業、休日出勤、休日残業等を考慮した時給がどれくらいか計算したら、毎月600時間以上の労働で時給が400円を切っていた」

男性は「残業代がついていたら頑張れたかも…」と後悔を綴るが、1日21時間労働は無理がある。残業代がついてもやりたくないのが本音ではないだろうか。

政府主導の働き方改革で、女性が働きやすい社会を目指す風潮が高まっている。子どもがいて残業できないのは仕方のないことだが、その分の仕事をカバーできるだけの環境が整っていなければ、他の社員が疲弊していくばかりだろう。

鬱になった上司を見て「同じ道を歩いていると感じ、辞めようと思った」という人も

管理・事務職の40代男性は、部下の振る舞いに頭を抱えていた。「仕事の成果を全く考えなくなった」といい、

「部下は定時に帰ることと、有休を消化することばかり考え、パート・アルバイトにも無関心。実務も責任も管理職である自分に押し付けられた。上司も人事も何ら対策をしてもらえず、病気になった」

と綴る。

上司からの回答ではないが、「上司が鬱になり、声が出なくなったり電車に乗れなくなったりして無断欠勤するようになった」(20代女性/販売・サービス職)と、同じく病気になって追い込まれた上司のエピソードが寄せられている。この女性も「同じ道を歩いていると感じ、辞めようと思った」そうだ。

上司は部下の見本、と言うがその上司が無理をして体調を崩して休職または退職してしまうのは元も子もない。上司という立場上、自分の仕事以外に部下の仕事にも気を遣わなければならないが、その上司は誰が気遣ってくれるのだろうか。

※キャリコネニュースでは引き続き「会社を辞めようと思った瞬間」「年末年始、休めますか?」に関するアンケートを募集しています。

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