44歳独身男性「9つ年上の同僚に15年ぶりの恋。気になるけどLINE交換も出来ていない」 | キャリコネニュース - Page 2
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44歳独身男性「9つ年上の同僚に15年ぶりの恋。気になるけどLINE交換も出来ていない」

ちょうどその時、男性は仕事でトラブルを起こしてしまい、ストレスが溜まっていたといいます。それもあいまって、先月あった飲み会では「彼女に対する好きな気持ちを隠そうとして冷たい態度を取ってしまいました」といい、それも彼女の態度と関係しているのでは、と綴ります。

男性は「ずっと悶々としており何にも手につかず、ただ時が過ぎている気がします」といいます。というのも彼は意中の相手について「性格は優しく大和撫子タイプ。天真爛漫で心がきれい。人の気持ちに寄り添うタイプで、誰からも好かれる感じの人」とべた褒め。

「私の年齢も年齢、環境も環境です。15年振りに恋をした、それも理想の方です。それを踏まえると、自分に自信が無く、前に踏み込めません。どうすれば良いですか? 携帯番号は職場の緊急連絡網で知っていますが掛ける訳にもいかず、LINE交換も出来ていません。きっかけ作れません……」

職場だろうがどこだろうが、恋は突然落ちてしまいます。相談者さんは44歳、気になっている女性は9つ年上の53歳。でもこの「嫌われていないか心配」系の悩みは、どの年代に関わらず抱くものです。年齢なんか気にすることはないです。

気になる人って急に現れますよね。「今日は何をしているのだろう?」と気になってしまえば立派な恋の始まり。でも”告白”などの一歩を踏み出せないまま終わってしまい、気付いた時には恋も自然消滅という人も多いのではないでしょうか。はい。僕もそんな経験をしました。

その一歩を踏み出せない理由が、たいてい「自分に自信がない」これにつきる。相談者さんは独身男性ということですが、きっと真面目で一生懸命なのでしょう。素直で正直だからこそ目の前の恋を一生懸命なんとかしようとしてしまい、なにもできない自分にジレンマを感じてしまうのでは。

そんな素直で正直な人だからこそ、恋にも”完璧”を求めてしまうのではないでしょうか? 「完璧で理想どおりに恋が進んで欲しい」と思えば思うほど、逆に不完全が許せなくなる。しかも歳を重ねると、どうしても「このチャンスはなんとしてでも掴まなければ!」となり、逆に動けなってしまう。そして動けないまま恋が終わってしまうのです。

「あの人が好きだ」と思っているだけでは何も解消されない

恋に限らず人間はいろんなことで悩みます。心理学者のアルフレッド・アドラーは「人の悩みの根本は全て人間関係の悩みだ」なんてことを言いましたが、人はそんないろんな悩みに押しつぶされそうになります。

では、いったいどうすれば悩みは解決するのでしょうか? それは「行動」と「時間」です。まずは「行動」。簡単に言えば、悩みがあった時にそれが解消されるような出来事が起きたり自分で起こしたりすれば解消されます。

恋なら告白して結果がでれば終了。フラれて絶望を感じても恋に悩んだモヤモヤはなくなります。でも、問題はそれをするためには行動をしなければいけないということ。人間が一番避けたいやつです。僕だって怖い。

しかし、悩んでいるだけでは何も解消されません。お金がないと悩んでいても目の前にお金が降ってくることがないように、「あの人が好きだ」と思っているだけでは何も解消されない。ずっと悩んだままです。

そしてもうひとつが「時間」。人間の感情は良い時も悪い時も”時間とともに風化する”ようにできています。どんな悩みも、良いことも、時間が経てばいつのまにか問題が終わっていて、また新たな悩みが生まれたりするのです。

この「行動」と「時間」。おそらく相談者さんは、今まで何度も強制的に恋が終わるホイッスルを聞いたのではないでしょうか。

LINE交換のハードルを下げる方法は「○○を作る」

そうは言っても自信がなくて行動できない……。ではどうしたら自信がつくのか? 実は悩み解消のひとつ目である「行動」こそが自信をつけてくれるのです。まずどんな行動をするべきなのかというと、話しかけることです。でももうそこはクリアしています。

次にしたいことは”連絡先の交換”ですね。ここは勇気を振り絞って「LINE交換しませんか?」と聞きたいところ。ですが、恋愛への不安調査で、男性で最も多いのが「どのように声をかけていいのかわからない」。ダントツです。

それを受けて、名刺作戦なんてどうでしょう。LINEのQRコードを名刺のような紙に印刷して、メッセージを書いて渡してみてはどうでしょう。「これ、僕の名刺作ったのでよかったら」なら、「LINE教えてください」よりもハードルは下がると思います。

恋も経験しなければ改善点はみつかりません。不安でしょう。怖いかもしれないです。でも大丈夫。あとは「時間」が感情を風化させてくれます。せっかく見つけた恋じゃないですか。強制的な終了ホイッスルは切なすぎます。

後悔するくらいなら、連絡先を渡してみませんか? そして返信を待つのも恋の醍醐味じゃないですか。どんな結果であろうともそれを未来に活かしていけばいい。その勇気ある一歩が、明日への自信へとつながるのです。返信が来なかったら……諦められないなら告白までいきましょう! やり切るからこそなにかが起こるのです。

キャリコネニュースでは恋のお悩みを募集しています。男女問わず中学生から定年後のシニア世代まで、あなたのお悩みを聞かせてください。

プライバシー保護の観点から一部体験談を改変している場合があります。あらかじめご了承ください。

筆者近影

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【筆者プロフィール】ちばつかさ

合同会社komichi代表。柔道整復師、こころと体のコーディネーター、元プロ野球独立リーグ選手。東京と福井で投げ銭制の接骨院を運営しのべ10万人近くの心と体に向き合ってきた。野球経験とコーチングの経験を活かし都内で“野球を教えない野球レッスン”を運営。レッスン卒業生がU12侍ジャパンの代表に選出された。現在、心理学を学ぶため、アラフォーで大学在学中。【公式サイト】

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