働き方改革で残業が減った人々のホンネ「最大で月80時間減。別の会社かと思った」「業務の質が悪化しているだけで本末転倒」 | キャリコネニュース - Page 2
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働き方改革で残業が減った人々のホンネ「最大で月80時間減。別の会社かと思った」「業務の質が悪化しているだけで本末転倒」

「別の会社かと思うほどに残業が減りました。今まで80~100時間ほどの残業であったのが、20~30時間ほどといったところです」(生産・製造技術/30代後半/男性/正社員/年収650万円)
「残業を減らすための施策や、有休を取るよう人事も組合も積極的に声がけするようになってきており、より働きやすくはなりつつある」(ルートセールス/20代後半/男性/正社員/年収590万円)
「非常にホワイト。当然ながら過度な残業は抑制されている。仕事量は自分で調整しやすい。ただ、残業代で稼ぎたい、という古い人間には辛いかもしれない」(海外営業/40代後半/男性/正社員/年収950万円)

残業時間の大幅な削減に驚く人、働きやすさを実感する人が見られた。ただし、それでも単純に、残業が減った=手放しで喜べる、とは限らないようだ。残業規制により給料が減れば、現時点では必ずしも”働きやすさと一致しない”といったところだろうか。

「仕事を持ち帰ることになる」「年収もかなり減り困っている人が多い」

「より働きたい意欲はあるが、残業が難しくなっており、働き方の質が問われている。短時間で効率的に業務を遂行する必要がある」(営業/30代前半/男性/正社員/年収1100万円)
「組合員は残業が減ったことで、年収もかなり減り困っている人が多い。管理職が組合員の仕事までやり、結果的に業務の質が悪化しているだけで本末転倒」(技術関連職/40代後半/男性/正社員/年収700万円)
「残業はかなり削られている。残業ゼロが目標の部署も多い。自分が入った頃と比較すると、効率よく仕事をこなし成果を形にできる人には残業をさせ、そうでない人には定時でお帰りいただく雰囲気になってきている」(機械設計/40代前半/男性/正社員/年収1100万円)
「残業はなくす方向にあり、仕事を持ち帰ることになる。仕事が趣味の人にはいいが、そうでない人にはしんどいかもしれない」(ルートセールス/30代後半/男性/正社員/年収400万円)

残業が減ったことで、より個人のパフォーマンスが求められると感じている声もあった。残業が減る前は残業ありきでこなしてきた仕事量のため、工夫なしではハードルは乗り越えられない。業務を時間内に終わらせることができる、計画性と実行力が求められる。

それとは別に、体裁上は残業なしと謳いながら、実質は持ち帰り仕事になる会社も見られた。今後はこうした”隠れサビ残業”の防止が、課題になっていくだろう。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「ウチの会社のホワイト自慢」に関するアンケートを募集しています。

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