失敗を恐れず、がむしゃらに──法務の力で富士ソフトのビジネス推進をサポート | キャリコネニュース - Page 2
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失敗を恐れず、がむしゃらに──法務の力で富士ソフトのビジネス推進をサポート

▲法務・監査部 法務室 曽我 湖奈美

▲法務・監査部 法務室 曽我 湖奈美

企業が事業を展開する上で、新しいビジネスを始めるとき、新しいアライアンスを組むとき、さまざまな場面で法務部門の力が必要不可欠となる。富士ソフトの法務・監査部 法務室で契約書の査読業務に従事する入社3年目の曽我 湖奈美。法務室の若手エースと言われる彼女の成長ストーリーをひも解く。【talentbookで読む】

裁判所で働く夢を追いかけた日々が、今の自分を支える

曽我の原点は、高校生のころの挫折から始まった夢だ。高校一年生のころ、薬剤師になりたいと理系への進学を考えていたが、数学が苦手であったため、強制的に文系への道を選ばなければならなかったのだ。

曽我 「文系なんてまったく考えていなかったので、とりあえず仲の良い友達が希望していた法学部を進路希望に書きました」

成り行きで書いた法学部だったが、調べれば調べるほど自分に向いている気がしてきた。修学旅行では東京地方裁判所に裁判傍聴に行った。

曽我 「普通は弁護士とか検事に憧れる流れかもしれませんが、私が興味をもったのは、国家公務員の裁判所職員でした。マニアックですよね(笑)。

自分の適性を考えると前面に立つ華々しい弁護士よりも、裁判所の仕事を裏で支える職員の方が合っていると思ったんです」

こうと思ったらがむしゃらに突き進む性格。無我夢中で受験勉強に励み、志望していた大学に合格した。大学入学後も裁判所職員になる夢は覚めることなく、資格試験を受け始めた。大学卒業後も1年間資格取得の専門予備校に通い、意気込んで試験を受けたが、夢はかなわなかったのだ……。

曽我 「最初から1年だけと決めていました。1年頑張ってダメだったら就職活動をする。思いの外あっさりと切り替えられている自分に驚きました」

富士ソフトとの何でもない出会いで未来が変わった

就職活動では法律事務所ばかりを受けていたと言う。弁護士の業務をサポートするいわゆるパラリーガルという職業。せっかく勉強してきた法律の知識を生かそうと考えたのだ。

そんな最中、就職活動サイトを見ているときにたまたま富士ソフトの管理系職種の募集広告が出てきたと言う。

曽我 「管理系なら企業でも働けるかなぁと軽い気持ちでエントリーしました。そうしたら『説明会に来ませんか?』と2回電話がかかってきたんです。そんなに電話をくれるなら説明会に行ってみようかなと」

説明会に参加してみると俄然興味が湧き始め、人事の方に質問攻めをしてしまった曽我。

曽我 「その説明会がとても印象的で!PALROが出てきて、人事の方とお話をしたり踊ったりしているところを見て驚きました。また、どの部門がどのような仕事をして、どう社会に貢献しているのか詳細に説明してくださったので、入社後の自分をイメージすることができました。

法律事務所を受けていたのは、『法律の勉強しかしてこなかったからそれしかできないんじゃないか……』という消極的な理由でした。でも、富士ソフトの説明を聞いて、管理系の仕事をしたいと。すっかり気持ちが向いていました」

事業内容も幅広い富士ソフト。中でも曽我がとくに魅力的に感じたのはキャリア形成支援だった。

曽我 「研修制度が充実していて、実際に入社してからもすごくたくさんの研修を受けさせてもらいました。それに、スペシャリスト制度というのがあって、技術系でも管理系でも勉強して特定の資格を取得すると認定給がもらえるんです。自分が仕事のために頑張って勉強したことを認めてもらえるっていうのは、モチベーションが上がります。私はビジネスキャリア検定とビジネス実務法務検定の資格を取りました」

がんばる人たちをサポートする仕事が好き

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2017年4月、富士ソフトに入社した曽我は、法務ではなく総務部門への配属を希望した。

曽我 「結果的に総合管理部で会社人生のスタートを切れたことはとてもよかったと思います。最初に担当したのは、社内規程を管理する業務。会社がどういうしくみでどんな仕事をしているのかわからないとできません。

イチから規程を教えてもらううちに、少しずつ会社のことがわかるようになっていくのがとても楽しかったです」

しかし2018年1月、転機が訪れる。規程管理の業務が法務室に移管され、曽我は法務室の所属に。そして半年後、規程管理から契約書の査読業務に担当替えになったのだ。

曽我 「あれよあれよという間に法務室で法律の知識が必要な業務を担当することになっていました。規程のプロになろうと燃えていたので、正直戸惑いはあったのですが、運命的なものも感じました」

『法律の知識を生かして』と言えたらいいのだが、これまで法律を学んできたものの、勉強してきた法律の知識を企業法務にすぐに生かすことは難しく、イチからの勉強だったという。

曽我 「ひと言に契約書といっても、業務委託契約書、秘密保持契約書、売買契約書……たくさんの種類があって、査読の仕方、言い回しも難しいんです。

しかし、規程管理も契約書の査読も、会社が事業をしていくのに必要不可欠な仕事であることには変わりはありません。会社を守るためでもあり、攻めるためのサポートでもある仕事にやりがいを感じていました」

一つひとつのハードルを越えて蓄積した知識や経験が自信につながっている。

企業法務のプロになりたい

共に働く部署の人々から、さまざまな影響を受けているという。

曽我 「私がいる部署ではどんなベテランの人でも、セミナーに行ったり本を読んだり熱心に勉強しています。法改正もあるので、常にアップデートしていかないといけないというのもありますが、向上心を持って仕事をしている姿を尊敬しています。それにそんな方々と仕事ができるのは嬉しいです」

いつかは紛争や争訟対応も任されるような企業法務のプロになりたいと語る曽我。初めての仕事にも積極的に取り組み、できることを増やしていく。

曽我 「上司も先輩も口をそろえて『失敗してもいいから思うようにやってみて』と言ってくれるんです。先輩たちがやった方が早いのに、私がやることを大事にしてくれる。それで失敗することもありますが、頭ごなしに否定されたりはしません。失敗してもそれを糧にしながら、安心して挑戦していける環境をつくってもらえることに感謝しています」

やったことがなくても、自分でとりに行く──失敗を恐れず、とりあえずやってみようという姿勢に変わったのだ。自分からやりたいと言う曽我に周りも期待を寄せる。

曽我 「業務の幅が広がってきたと感じています」

何かあったら、「これお願い」と頼ってもらえるように──これからも曽我はがむしゃらに成長していく。

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