42歳独身女性「手取り14万円、貯金30万円で不安」は自己責任? もはや「結婚に逃げるのはムリ」と悟るオンナたち | キャリコネニュース - Page 2
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42歳独身女性「手取り14万円、貯金30万円で不安」は自己責任? もはや「結婚に逃げるのはムリ」と悟るオンナたち

手取り14万円となると、1年間の収入が単純計算で168万円だ。実家で基本的な生活の基盤があるならさほど問題ないだろうが、40代はこれらか親の介護を担う可能性が高くなってくるため、先々を考えて不安になるのも頷ける。

トピックには、似た状況の女性たちから自虐のような共感コメントが相次いだ。

「はい!横浜市、勤続4年目、正社員手取り13~14万円です!貯金する前に生きるのに精一杯!」
「38歳パート月給12万(医療系なので休日祝日が多いと9万いくかいかないか)貯金ゼロ。もちろん交際相手はいません」
「43歳で手取り13万弱。いじめやブラック企業ばかりで転職を繰り返してる為に貯金がほぼありません」

実家暮らしで結婚や恋愛を諦めている人が多く、中には「自分の生活だけでいっぱいだから結婚なんて考えられない。今ある貯金で安い団地に引越して、細々貯金頑張るつもりです」という人も。

これらの声から、2016年8月に「アラフォー独身女性の4割が非正規」という記事が話題になったことが思い出される。35~44歳の独身女性の4割が非正規雇用で、将来が不安定であることを問題視した内容だ。

背景には事務の派遣化やIT化、就職氷河期などが挙げられていた。あれから4年、35歳だった人は39歳に、44歳だった人は48歳になり、歳を重ねていくごとに厳しい状況になっている人もいるだろう。今まさにその当事者である女性たちが不安の悲鳴を上げている。

「今のご時世男に養って貰うとか無理」と現実を説く声

一方で、その他のコメントにはこんなアドバイスが出ている。

「転職又はWワークした方がいいよ。今のご時世男に養って貰うとか無理だろし」

数年前なら、こうした窮状に「婚活」を勧める意見が多く見られたものだが、より良い労働条件を求めて頑張って働け、副業していまからでもコツコツ貯金せよ、という意見が目立った。「交際相手の有無でだいぶ変わると思う」というコメントが批判を浴びるなど、なにやら「結婚に逃げるのはムリ」と悟った空気もうかがえた。

結婚を勧めるとしても、「少ないお金でも二人合わせればそこそこになるから」と、共働きは当たり前という考えが浸透しているようだった。男性も年功序列や終身雇用が約束されてないこの時代、女性たちの認識も変わってきたようだ。

他方、「30万は貯金ではなく残高です」など、トピ主の嘆きを甘えや自己責任のように言う厳しい声もある。

「高卒正社員手取り11万一人暮らしの時かなり頑張って3年で100万貯めたよ。14万ももらって実家暮らしなのになんで30万しかないの?」

確かに実家暮らしならもう少し貯金があっても良いかもしれないが、問題は賃金の安さだ。非正規雇用(とも限らないが)のアラフォー女性の低収入の背景には、不景気や社会構造の変化がある。結婚に逃げず普通に働いているだけなのに、将来が不安で仕方ない人が多いことが残念でならない。

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