アクセンチュアの30代シニア・マネジャーの年収は2500万円! 現役社員に「求人」の読み解き方を聞いた | キャリコネニュース
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アクセンチュアの30代シニア・マネジャーの年収は2500万円! 現役社員に「求人」の読み解き方を聞いた

シニア・マネジャーとして活躍するGentaroさん(写真はイメージ)

シニア・マネジャーとして活躍するGentaroさん(写真はイメージ)

DX領域のコンサルティング案件で注目を集めるアクセンチュア。コーポレートサイトには豊富な求人が出ているが、自分に合った仕事がどの組織のどのポジションで、年収がどのくらいなのか、業界外からは読み解けない部分も多い。

そこで、現役のアクセンチュア社員であり、個人の時間を売り買いするタイムチケットに「アクセンチュア戦略部門の仕事・待遇・社風教えます」を登録しているGentaroさんに、求人情報の見方と面接での留意点について話を聞いた。(キャリコネニュース編集部)

営業で案件を作り、プロジェクトを切り盛りする役割

アクセンチュアの役職と仕事(年収はストラテジー系の例)

アクセンチュアの役職と仕事(年収はストラテジー系の例)

――いま、どんな役職でお勤めですか。

新卒でアクセンチュアのストラテジー(戦略)部門に入社して10年ちょっとのシニア・マネジャーです。年齢は30代半ば。シニア・マネジャーの年収は1,500万円から2,500万円くらいですが、ストラテジー系の給与テーブルは高いので、これの上限くらいをもらっています。

――やはり外資系コンサル会社は高給ですね。アクセンチュアの求人にはカタカナの役職名が多いですが、それぞれどんな役割や責任があるのでしょうか。

仕事の流れに沿って上の方から説明すると、営業案件を取ってくるのがパートナーやマネジング・ディレクター、シニア・マネジャーです。営業といっても飛び込みではなく、大手企業のお客さまとディスカションをして課題を抽出し、こうしたらいいのではというソリューションを提案することが中心となります。

提案が通ったあかつきには、シニア・マネジャーがプロジェクトを切り盛りしていきます。初期仮説を立てて構想を描き、それに則ってマネジャーがタスク設計をしながらスケジュールを引いていきます。そこで出されたタスクは領域ごとにコンサルタントに割り振られ、アナリストは与えられたタスクをこなしていきます。

ただし、上からの指示だけではアウトプットの方向性が外れることもあるので、コンサルタントやアナリストはオーダーを的確に理解しつつ、プロジェクト全体で何をやろうとしているのかアンテナを張りながら、自分のタスクを納期通りに出していくことが求められます。

――部門の目標数値を持っているのは、どの役職ですか。

数字の責任はマネジング・ディレクターですが、シニア・マネジャーも一緒に営業をしたり数字を組み立てたりします。「この案件は取らなければいけない」などと相談しながら、私も頑張って提案書を作っています。

――役職ごとの年収は、それぞれどのくらいでしょうか。

部門によってやや異なりますが、新卒入社の新人は年収400~500万円のアナリストから始まって、20代のうちに年収500~700万円のコンサルタントやスペシャリストに昇格し、30代前半までに年収900万円から1,500万円のマネジャーに昇格するイメージです。

そこから30代後半までにシニア・マネジャーに昇格し、その上のマネジング・ディレクターは30代後半から40代で、年収は2,500万円から3,000万円くらい。パートナーは役員のことで、40代以上、年収は5,000万円以上です。

「サービス」と「クライアント」が重なり合う組織

2020年10月に改編されたアクセンチュアの組織体制

2020年10月に改編されたアクセンチュアの組織体制

――アクセンチュアの組織図には、縦軸の「サービス別の本部」の他に、横軸の「クライアント・グループ」があります。これらはどのような関係になっているのでしょうか。

まず、縦軸のサービス別の組織には、企業の経営・事業戦略の策定支援などを行う「ビジネス コンサルティング本部」、IT戦略の策定やシステム設計・開発の支援などを行う「テクノロジー コンサルティング本部」、エクスペリエンス・デザインやデジタルマーケティングの支援を行う「インタラクティブ本部」、システム運用や業務運用の支援を行う「オペレーションズ コンサルティング本部」があります。

各本部は専門的なグループに分かれていて、例えばテクノロジー コンサルティング本部には、SAPやOracle、Salesforce、Microsoft、Workdayなどの導入支援を行うIPSグループや、製造業のDXを支援する”Industry X”などのグループがあり、デジタルコンサルタントやソリューション・エンジニア、セキュリティ・コンサルタントなどのスペシャリストがいます。

横軸のクライアント・グループにも実は組織があって、「通信・メディア・ハイテク本部」「金融サービス本部」「公共サービス・医療健康本部」「製造・流通本部」「素材・エネルギー本部」という5つの本部があります。

各本部も専門的なグループに分かれていて、例えば通信・メディア・ハイテク本部だと「通信」「エレクトロニクス・ハイテク」「メディア・エンターテイメント」「インターネット&ソフトウエア」、金融サービス本部だと「バンキング」「キャピタル・マーケット」「保険」といったグループがあります。

――クライアント・グループは、どういう役割を担っているのでしょうか。

特定の産業や業界のお客さまとの関係を構築し、知見を貯めて価値提供するのが役割です。具体的な仕事のひとつは、クライアントに「営業」して案件を作ること。もうひとつは「顧客管理」としてクライアントのプロジェクトの進行に寄り添うことです。

プロジェクトはフェイズ(段階)ごとにメンバーが大きく入れ替わりますが、クライアント・グループだけは変わらず、お客さまの課題がきちんと解決するまで見守ります。産業や業界の知見や経験が欠かせない仕事なので、クライアント・グループのメンバーはマネジャー以上、配属は社内異動か中途採用のみです。

私はビジネス コンサルティング本部の前身のひとつであるストラテジー(戦略)に配属され、マネジャーに昇格するときにクライアント・グループに希望を出しました。仕事はストラテジー寄りの内容で、給与テーブルはビジネスコンサル系より高めです。

多様な人材が「価値提供のダイナミズム」を生む

コンサルティング会社のタイプ。アクセンチュアはDXが得意な「総合系」

コンサルティング会社のタイプ。アクセンチュアはDXが得意な「総合系」

――産業や業界別の知見は、クライアント・グループの本部だけでなく、サービス別の4つの本部でも必要だと思いますが、どういう切り分けがなされているのでしょうか。

確かに重なるところもありますが、仕事の仕方は違います。サービス別の本部の人は業界横断的に同じ職種のメンバーと仕事をすることが多いですが、クライアント・グループは業界特化しつつ幅広い職種のメンバーと仕事をしています。

クライアント・グループがお客さまに向き合いながら、多様なバックグラウンドを持った人材がプロジェクトを組み、幅広い知見を持ち寄ってソリューションの提案を作り、仕事を進めていくところは、アクセンチュアの強みとなっていると思います。

戦略コンサルティング会社には戦略の専門家しかいませんし、「戦略提案後のことはお客さま自身でやってください」というスタンスです。総合系のアクセンチュアは実行にも関わるので、ITエンジニアや体験設計のデザインをしている人など幅広い分野の人たちと一緒に働くことで、その知見をもらうことができます。

――多様な人材と一緒に働くメリットは感じますか。

私のようなストラテジーやビジネスコンサルの人間は、お客さまが儲かるにはどうするかというクライアント視点の考えに陥り、ともすれば消費者視点、利用者視点や、それをどう実現するのかという実装や運用の視点が抜け落ちてしまいがちなんですね。

しかし、戦略やプランだけではビジネスは動きません。机上の話で終始するのではなく、消費者が本当に求めているものや、テクノロジーの現場がどう変わっていくのか、というところの話がないと、お客さまへの提案の幅も出てこないと感じています。

そういう点で、インタラクティブ本部の人たちからは顧客視点を、システムコンサルティング本部の人たちからは実現性の視点を補強してもらえるので、お客さまへの価値提供をしていくダイナミズムになっていると思います。

――アクセンチュアの強さの背景には、そういうものがあるんですね。

私は特に愛社精神が強いわけでもないんですが、フラットに考えて、いまコンサルティング業界で働くとすれば、アクセンチュアが一番いいと素直に思いますね。こういうダイナミズムはずっと前から志向していましたが、ここ数年でようやく実現できた気がします。

システム開発は「戦略に関わる高度な部分」が中心

――アクセンチュアは最近、エンジニアを積極的に採用しています。2015年に就任した江川昌史社長は「戦略の趣旨に合ったシステム」を作るために内製化が必要と語っていますが、採用した人材は「人足」として抱えるのでしょうか。

いいえ。システム開発は全部自社でやるわけではなく再委託もしています。自社で開発しているのは戦略に関わる高度な部分が中心ですし、お客さまの課題に対してどういうソリューションを組み合わせればいいかというところは、全部自社で考えていますので、それができる人材を求めています。

――江川社長の下では、戦略案件を若干ディスカウントしてでも、DX案件を「戦略から実行まで」を一気通貫で獲得していると聞きました。

以前は「ストラテジーでこれだけの利益率を取る」という目標があり、達成できない場合には受注ができなかったんですが、いまは「こういう実行案件が紐づく案件で、全体としてこれだけの規模になる」ということが分かれば、受注できるようになっています。

DXになってストラテジー単独の仕事が取れなくなったということではありませんが、テクノロジーやインタラクティブ、オペレーションを含めた会社全体として、DXで貢献しよう、案件を取っていこうという流れはあるかなとは思います。

――アクセンチュアでは、プロジェクトの編成はどのようにおこなっているのでしょうか。

メンバーの6~7割は、マネジャー層が過去の仕事でつながりを持った社員から選んだり、人づてに紹介してもらったりします。それ以外には、社員の経験やスキルなどを登録して検索できる「オープン・マーケット」という仕組みがあり、ここから選ぶことができます。

アクセンチュアには、ジョブとは関係なく個人のキャリアを相談できる「カウンセラー」という制度があり、そこで自分のキャリアについて相談し、そこから人を紹介してもらって希望のプロジェクトにアサインされることもあります。

転職は「アフター・アクセンチュア」を見越して

――アクセンチュアへの転職を考えている人は、採用面接に臨むにあたってどういう点に気をつければよいでしょうか。

ストラテジー系やビジネスコンサル系ですと、とにかくケース面接の点数で決まってきますね。例えば「あなたがローソンの社長ならどうしますか?」といったように、与えられた問いに対し、制限時間内にその場で打ち手を提案することが求められます。

業務知識やトレンドなどの情報は、入社後に学べばいいことです。過去にこういう経験をしたとかこういう実績があるとか、こういうところに熱意があるといった部分も、合否に関係ないとはいえませんが、器としての問題解決能力、ロジカルシンキングがないと、入社してから活躍できないことが見えています。

――Gentaroさん自身は、今後のキャリアをどう考えていますか。

アクセンチュアでマネジメントを続ける選択肢もありますが、できればもう少しプレイヤーでいたいですね。そうなると、次に働くのは機動力のあるベンチャーか、自分で起業するかではないでしょうか。

いまアクセンチュアへの転職を考えている方も、自分がそこでどんな知見を手に入れたいのかを考えたうえで、どの部署への配属を希望するかを決めてもらいたいと思います。サービスごとの本部では、業界横断的にひとつのファンクションの最先端の知見を深く追究できますし、クライアント・グループでは、多様なスキルセットを持つ人と共に働きながら知見を広く吸収できます。

アクセンチュアはアムルナイ(元社員)のネットワーク交流が盛んで、さまざまな形で活躍しているOBOGがたくさんいます。「アフター・アクセンチュア」を見据えながら、自分が目指すキャリアをどう構築していくか。私も先輩社員として、それを考えるために必要な情報を提供していきたいです。

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Gentaroさんの「アクセンチュア戦略部門の仕事・待遇・社風・何でも教えます!」アクセンチュアの現役戦略部門コンサルタントが、業務の流れ、待遇、社風、面接についての相談等、インサイダーに引っかからない範囲であれば何でもお答えします。ケース面接の詳しいレクチャーや練習についても、同じアカウントの別チケットで対応しています。


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