ブラック企業で精神的に追い込まれて退職した人の経験談「上司を毒殺する方法を検索してた。これは危ないと思って辞めた」 | キャリコネニュース
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ブラック企業で精神的に追い込まれて退職した人の経験談「上司を毒殺する方法を検索してた。これは危ないと思って辞めた」

ブラック企業で精神崩壊!

ブラック企業で精神崩壊!

低賃金、長時間労働、人間関係の悪い職場など、ブラック企業で勤務する人から精神的に追い込まれて退職を決意したという声が寄せられている。

自動車整備の仕事をする40代男性は「精神的に参ってきているので来月で辞めます」という。残業はほとんどなく、有給も付与され給料もしっかり支払われているが、

「手抜き車検ばかり。賃金は支払われているので労基は動けませんとハッキリ言われました。国土交通省の方に言っても現場をおさえない限りは何とも言えませんと……。やってることはオレオレ詐欺と変わりません。賃金支払ってくれても仕事内容はブラックです。どうせまた求人かけてのうのうとやっていくんでしょうね」

と、ブラックな実態を明かす。今回は、ブラック企業で精神的に追い込まれ退職を決意した人の経験談を紹介する。(文:林加奈)

ろくに仕事を教えてくれないのに「それ違う!」と怒鳴られる

倉庫内作業の仕事をする40代の女性は、雰囲気の悪い職場の様子をこう語る。

「新しく入ってきた人も『できて当たり前』という感じでろくに仕事を教えてくれない。教えてもらえないのに『それ違う!』と怒鳴られる。周りを見ながらなんとか仕事をしているが、毎日違う配置でひとつのことを覚える余裕もない。同時期に入った人たちはパートの人一人を残して皆辞めました」

聞いてもきちんと教えてもらえず、間違えて怒られるのがきついと女性は吐露する。今はコロナの影響もあり辞めたくても辞められず「精神的におかしくなりそう」と語る。

「膨大な仕事量でも残業禁止」定時で終わらないと猛烈に怒られる

管理・事務職の50代女性はすでにブラック企業を退職している。職場で同僚と仕事の話をしただけで怒られ、有給休暇がどれくらいあるのかも知らせてくれなかった会社での経験をこう振り返る。

「残業禁止なのに定時までに絶対に終わらない量の仕事があり、仕事が終わらないと猛烈に怒鳴られる。部長がいないときに残業をしていたら早めに戻ってきた部長に見つかり1時間以上説教されたことがあり、ますます帰りが遅くなったことも。退職しようとしても会社は了承しないので、多くの社員はある日いきなり出社しなくなるという手段に出る」

そんなブラック企業を退職しようとしたきっかけは自身が精神的に追い込まれたことに気づいたからだ。

「あまりにも理不尽に怒鳴られてばかりいたので、ある日、バレずに毒殺する方法をネットで調べ始めた自分に危機感を覚え退職」

無意識に毒殺の方法を調べるほど、日々の業務で追い込まれていった女性。「現在の職場では仕事の話をしたり、笑顔になったりしても怒られないから嬉しい」と綴るが、仕事中に仕事の話をするのはごく当たり前のことなので、前職がよほど特殊な環境だったと言わざるを得ない。

この女性のように、転職してブラック企業を抜け出すことは何も悪いことではない。今なおブラック企業で精神的に追い込まれている人は、退職を視野に入れつつ、新たな転職先を探してみてもいいかもしれない。

※キャリコネニュースでは引き続き「ブラック企業経験談」「”オンライン疲れ”してませんか?」に関するアンケートを募集しています。

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