数日後、出勤した男性は店長と副店長が深刻な表情で話し合っている場面に遭遇した。事情を聞くと、前日、副店長の財布から1万円がなくなっていたという。その日は副店長とスタッフのAさんの2人勤務であり、副店長はこまめに財布を確認していたことから、
「絶対1万円入っていた自信があるから、犯人はAさんに違いない」
と主張した。男性も自身のケースについて店長に伝えた。当時勤務していたのは、自分とAさんだけだったからだ。
「店長もびっくりしていましたが、その日Aさんも出勤するので、出勤後に私の件も含めて、別室で店長・副店長・Aさんの3人で話すことに。お店に誰もいないとまずいので私は残っていました」
話し合いから1時間後、戻ってきた店長に話を聞くと、Aさんが副店長のお金を盗んだと認めた、と伝えられた。
「Aさんと副店長は、もう号泣してしまい、どうにもならないので、この日は家に帰ってもらったとのことでした」
しかし、男性の件について、店長は、
「ゴメン、最初、副店長のことについて聞いて、後からおまえのことについて聞こうと思ったんだけど、途中から号泣して、おまえの件聞ける状況じゃなくなってしまって、話してない。でも恐らくおまえのお金も盗ってるよ」
と話した。この一件でAさんは仕事を辞めた。男性はいつの間にかなくなっていた5000円について、「真相は今も闇の中……やっぱり、気のせいだったのかな~」とコメントした。ただ、Aさんが盗った可能性が高いのだろう。
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