販売・サービス業の30代男性は、運送から倉庫業務に配置換えされた際、会社からは「給料は変わらないようにする」と言われたものの、結果として10万円の減額となった。それだけでなく周りの非協力な姿勢に嫌気が差している。
男性を含め倉庫には3人の正社員がいたが、ひとりは遅刻と居眠り常習犯、もうひとりは求められる仕事量の半分しかしない怠け者だった。そのため男性は、「自分が3倍レベルの仕事をしないといけませんでした」と振り返る。
「周りからは『手伝わない』と言われましたし、居眠り常習犯の社員からは相変わらず仕事意識が変わりません。上司に『もう勘弁してくれ』と言い退職しました」
SEをしていた40代男性は、月の勤務時間が500時間を超える状態で、ついに体を壊してしまった。入院を余儀なくされたため、将来を考え退職に踏み切った。
「それだけ働いても手取は15万程度と、もうやっていられません。退職と同時に、二度とこの業界には戻るまいと決めました」
社長の「メスは子供産むから会社にとってリスクでしかない」発言
クリエイティブ職の40代女性の元勤務先では、代表や役職者の誕生日に、代表は全従業員から一口5000円を「上納金」と称して強制的に徴収していたという。
「代表は毎回、集めたお金でクルーザーやら高級腕時計を買い、しかもそれを従業員に有料で貸し出していました」
従業員からお金を巻き上げ、己の贅沢のために使っていたのだ。贈られたものを有料で貸し出すところにも悪意を感じる。女性は1年経たないうちに転職した。
販売・サービス業の40代男性の退職理由も、上層部のお金の使い方だった。期末になんとか黒字だったにも関わらず、経営者がプライベートで使うために数百万円する車を購入したのだ。
「結果として赤字決算でした。これを社員のせいにされ『お前らが数字上げてこねーから赤字だ!ボーナスなんか出せるか!』と怒っていました」
その言葉通りボーナスは無く、男性は会社を見限った。
ペット関係の仕事で管理・事務職をしていた30代女性は、社長のデリカシーのない言葉に我慢できなくなった。社長は、「メスは子供産むから会社にとってリスクでしかない」との差別的な発言をしたというのだ。
「『従業員に金は払いたくない』とか、ペットを扱う仕事なのに『あんな畜生なんで買うのか分からない』などと暴言を吐いていましたね。辞めて正解でした」
ほかにも、「仕事のために出した意見は全て聞き入れてもらえず、仕事は全然やらないイエスマン社員が重用された時」(30代男性、技術職)など、さまざまな「辞めたい理由」が寄せられた。
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