技術職の30代女性は、かつて在籍した「地元でも有名なブラック企業」で受けた仕打ちを明かす。知人から紹介され、事務職として入社したという。
「いわゆる田舎の小さな家族経営で、先代社長の時代から『従業員は使用人』みたいな扱いをする会社でした。出社したら、まず30分以上かかる掃除からはじまります。事務所や倉庫、各デスク、窓拭き、食器洗い、その他諸々……」
職場には「使ったグラスを洗うのは女の仕事だ!」というような男性従業員が多く、平気で流しに放置されることが日常茶飯事だった。女性は「昔からずっと続いていることなんだな」と感じたという。さらに、
「トイレ掃除に関しては、10年勤務のお局様が納得いくまで掃除をさせられました。社長は毎日、従業員を正座させ30分以上の説教。電話対応のときも怒鳴り声を出したり。いつも社長が横で聞き耳を立てていたので」
そうした状況のため、女性の後に入社した2人の新人は「1人は2日で飛び、もう1人は2か月でクビになりました」という。女性が入社する以前から事務職は固定しなかったという。お局と反りが合わず、すぐに辞めてしまう人が多かったためだ。
「あのお局なので納得しました。出社しても掃除、掃除、掃除。事務職以外の仕事と能力以下の仕事をさせられることが多かったです。性根が腐ってる会社でしたね」
結局、女性は正当な待遇を受けられないことに耐えきれず退職した。
会社を辞めたくなる瞬間はいつ訪れるかわからない。いつ辞めたくなってもいいように、自己研鑽を怠らないほうが身のためかもしれない。
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