未体験の文系出身が飛び込んだUIデザイナーの道。ゆめみで広がる仕事の幅 | キャリコネニュース - Part 2
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未体験の文系出身が飛び込んだUIデザイナーの道。ゆめみで広がる仕事の幅

チェ・ウナ(Euna Choi)は、文系出身のUIデザイナーです。苦労してUIデザインを学んだ彼女は、自分と同じ失敗を繰り返してほしくないとの思いから「ゆめみデザインキット」の制作を思い立ちました。「ゆめみだからこそ短期間で成長できる」と語るチェが、UIデザイナーの仕事の醍醐味を語ります。【talentbookで読む】

学生時代の原体験──UIデザイナーを知る前に夢中になったUIデザイン

私は、親の仕事の関係で日本で生まれたんですが、小学3年生のときに韓国に戻り、大学卒業まで韓国で暮らしていました。

親が転勤族だったので、韓国に戻ってからも何度か引っ越しを繰り返して、環境の変化が激しい幼少期を送りました。そのおかげで、環境適応能力は鍛えられたと思います。

思春期の頃は、新しさを求める傾向が強かったです。制服のスカートの代わりにズボンを履いて登校したり、海外に一人旅したり、当時は趣味も本当に多かったです。自分なりの小さなチャレンジを楽しんでいた覚えがあります。

大学進学を考えた時、これがやりたい!という明確な夢を持てなかった私は、とりあえず、就職しやすいイメージがあった経営学部に入りました。マーケティング戦略、マーケティングコミュニケーション、ブランド戦略など企画要素のある授業は好きだったのですが、他のほとんどの授業には興味を持つことができませんでした。1年も経たないうちに、「私は専攻を間違えたのではないか」と後悔してしまいました(笑)。

とはいえ、デザイナーとして働く今は、その時学んだ知識が生かされている気がします。企業分析でたくさんの資料と向き合った経験や、論理的に戦略を立てる訓練などを通し、基本的な学習力と課題解決能力は鍛えられたのかなと思いました。ジャーニーマップや、ABテストなどの手法もよく使っていたので、馴染みがありました。

また私は大学4年間、自主制作映画サークルの活動に没頭していました。音響担当からはじめ、1年後には、監督として作品を撮る機会も貰えました。

映画は一人で作れません。個人プレーに慣れていた私は、仲間が集まって一つのものを作る楽しさと、シナジー効果で生まれる価値に、この時初めて気づいたのです。そして、その価値はデザイナーになった今でもとても大事にしています。

今考えると、デザイナーとしての原体験もこの時期だったのかなと思っています。

映画制作の最終段階である映像編集とポスター制作において、思い描く世界観をうまく表現したかったので、グラフィックデザインや動画編集ソフトの使い方をネットで調べて、とにかく手を動かした覚えがあります。思い通り表現できない悔しさと戦いながら、クリエイティブに向き合っていました。

作業に夢中になって、気がつけば朝になっていた時もしばしばありましたが、不思議にもその時間が全く苦ではなかったんです。

それから、UIデザイナーという職業を具体的に意識し始めたのは、大学4年生の頃です。とある授業で、デジタルサービスのビジネス企画案を発表する課題がありました。企画案をより効果的に伝えたいなと思ったので、サークル活動のおかげで使えるようになったグラフィックデザインのツールを活用し、サンプルのUIを設計しました。

もちろん、自分が「UIデザイン」をやっているとは認識できず、必要だったから手をつけただけでしたが、使い手を考えて機能や画面を設計する行為がとても楽しかったです。このプロジェクトが終了した後、ようやくUIデザイナーという職業を知り、やってみたいなと思い始めました。

初心者からのポートフォリオ作成。ゆめみなら短期間で成長できると確信した

いざデザイナーになることを決意したものの、文系出身で周りにデザイナーの友人がいなかった私は、就職に必要な「ポートフォリオ」作りに大変苦戦しました。

大学の卒業を1年遅らせて、デザインの教育機関にも登録し、9カ月ぐらいかけてUIデザインのポートフォリオ制作を始めたんです。

実際にあるサービスやサイトの現状を分析し、課題を定義し解決プロセスから結果までの一連の流れをまとめました。

自分の場合、見た目の部分はデザイン学部出身の就活生に勝てないと思ったので、言語化に力を入れました。デザインプロセスは当然のこと、細かいパーツ一つ一つに対して、配置意図や目的を丁寧に記載しました。

とはいえ、グラフィックデザイン力も鍛えないといけなかったので、デザイナーがよく参考にすると聞いたPinterestとBehanceなどのサイトからリファレンスをたくさん集め、トレースをしたりしていました。努力のおかげか、未経験であっても、新卒採用枠として複数の志望企業で最終面接まで残るようになりました。

就職活動にあたっては、日本の企業も韓国の企業もエントリーしていました。その中で日本の企業であるゆめみを選んだ一番の理由は、下請けではなく、クライアントと共に企画・開発できるところと、外国人である私も知っているような、大手の有名企業さんとお仕事ができる点です。そこには、できる限り短期間でいろんな経験をして早く一人前になりたい、という気持ちが強くありました。

入社面接のとき、代表の片岡 俊行の前で、震えながら日本語で、ポートフォリオの説明や自己紹介をしたのは良い思い出です(笑)。

自分が新卒で味わった苦労を繰り返したくない──「ガイドラインを作ろう」

2021年現在、ゆめみに入社して3年目です。ゆめみでは音声ARを用いたサービスのUIデザインや、最近では人材系サービスのロゴとUIデザイン、管理画面や一般ユーザー向け画面を作りました。金融系アプリのUIも手掛けています。金融・エンタメなど、業種に関係なくこれまで30件以上のプロジェクトに関わってきました。

音声ARアプリの制作は、私にとって最も成長につながる経験でした。新卒入社後すぐに任された案件だったんですが、当時いたUIデザイナーは私ひとり。クライアントやエンジニアとコミュニケーションを取りながら進めるのに慣れていなかったので、色々と試行錯誤が多かったです。

特に、UIに関する知識が乏しい中でのデザイン起こしだったので、途中で問題が生じたり、厳しい指摘もあったりするなど、本当に悔しい想いをしました。業務が終わった後の夜や週末も、1日中自分が設計したUIとにらめっこしていましたね。

何とか前進するために、OSのガイドラインや、書籍や、学習動画などを調べて勉強する中で非常にありがたかったのが、当時の社内制度「10%ルール」です。

これは、業務時間の10%であれば、好きな研究に時間を使える制度です。私は社内のエンジニアとチームを組んで、研修プロジェクトを進めました。同年代のメンバーだったので、気軽に実装面の相談をしたり、デザインに関してもレビューをもらったりすることで、足りない知識を補うことができました。

こうした音声ARアプリの制作での苦い経験から、同期の新卒デザイナーを巻き込み、「YDK(ゆめみデザインキット)」の制作を決意しました。

YDKは、UI業務に関わるデザイナーをサポートするため、実務に役立つUIのガイドラインを収めたデータです。その目的は、スピーディーなUI展開を可能にし、さらに一定のクオリティーを担保、またエンジニアとのコミュニケーションを円滑にすること。

クライアントワークに適したフォーマットを作って全デザイナーに共有すれば、作業を効率化することができ、これまで個人に依存していたノウハウを共有できるのでは、と考えました。何よりも、新卒デザイナーに私と同じ失敗を繰り返してもらいたくない、という気持ちが強かったです。

YDKは現在、様々なUI案件で活用いただいています。納品物に、YDKを用いて作成したデザインガイドラインを付けることでお客様から好評をいただくこともあり、やりがいを感じています。また、エンジニアメンバーからの苦情も随分と少なくなりました(笑)。

YDKを作ったのは2020年ごろですが、ここから大幅にアップデートすることを考えています。今は参照できるUIのコンポーネントとスタイルガイドライン、ビジュアルコンセプト決め用のテンプレートだけ置いていますが、今後はUIを作成する時に見落とされがちなチェックリストと、UIデザインより前の工程で必要なツールキットを置きたいですね。優秀な他のメンバーも加わって、2021年内にアップデートを行う予定ですので、この先の展開が楽しみです。

ユーザに選択肢を与えられるデザイナーとして、自分の領域を広げていきたい

サービスを使った人から嬉しいコメントをいただいたときは、大きなやりがいを感じます。最近担当した案件だと、ロゴデザインに対してクライアントとユーザーからポジティブなコメントをたくさんいただきました。思いを込めて作ったものが、顔も名前も知らない人に伝わり、好きといってもらえるのは嬉しいです。特に、ロゴ制作はゆめみでも初めての挑戦だったので、より光栄です。

エンドユーザーに喜んでもらえることはもちろんのことですが、ゆめみは、クライアントワークをしている会社です。ですから、私はクライアント企業に対して、いつも「プラス1の提案」を心掛けています。たとえ明確に求められていないことであっても、お客様へのプレゼントという気持ちで、プラス1の提案をしているんです。

追加の提案をすることで、「今回は色んな制約があって実現できなかったが、まだ伸びしろがある」というメッセージを伝えられます。こうして、ゆめみの仕事に対する良い印象を残しながら次の機会につなげることは、ゆめみのベテランメンバーを見ながら学んだことです。

UIデザイナーは、いわば使いやすいものを作る人です。ものは使う人によって使い方が違うので、使い方を限定してしまうのでなく、これでこんなことも、あんなことも、いろいろできますよ、と選択肢を与えられるデザイナーになりたいです。

今後やりたいことはたくさんあり過ぎて語り切れません(笑)。UIデザインが主軸ではありますが、最近はアートディレクション業務を兼任していたり、副業先でReactを使ったデザイン実装の仕事も少しずつやったりしています。UIデザインはとても好きですが、その領域だけに止まりたくはありません。最終的には、オールラウンドデザイナーになるのが目標です。

ゆめみはとてもフラットな環境で、案件へのアサインも基本的には挙手制です。自分がやりたい案件に入れるのが、本当に魅力的だと思っています。自分の強みを最大限に活かせるプロジェクトに入れますから。メンバー自身も、自分の能力と価値を最大限に発揮できていると感じています。

さまざまな挑戦ができる、よきチームとメンバーに恵まれたことには、今でも感謝しています。この環境を活かしながら、今後も、自分の専門や職域を超えて、できることの範囲をどんどん拡大していきたいです。

株式会社ゆめみ / YUMEMI Inc.

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