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「働く」をポジティブに。ワークとライフの統合と、心理的安全性の実現に向けて

サプライチェーン企画部に所属する小田 愛子と和田 麻衣。担当する業務は異なりますが、共に働き方改革を推進するチームのメンバーとして、サプライチェーン本部が抱える課題解決と向き合ってきました。心理的安全性の確保とデジタルツール活用に向けた取り組みについて振り返りながら、成果と展望について語ります。【talentbookで読む】

働き方改革の取り組みに参加することになった経緯と、それぞれの想い

同じサプライチェーン本部(以後、SC本部)のサプライチェーン企画部リソースマネジメントグループに所属する小田と和田ですが、普段はそれぞれ別の業務に従事しています。

小田 「私は、SC本部の勤怠関係、人事、予算、総務関連などさまざまな業務を横断的に行っています。中でも予算管理と新卒採用の業務を担当することが多いですね」

和田 「私は主に部門の人事担当としてキャリア採用と派遣社員の採用を担当しています。また、システム関係の管理や部内の勤怠管理にも関わっています」

普段の業務と並行して、働き方改革のプロジェクトを推進しているふたり。共に任命されたことがきっかけで携わるようになりました。

小田 「私が働き方改革にジョインしたのは、アサインされたことがきっかけです。声をかけられたときは、漠然と『社員のワークライフバランスが向上したらいいな』と考えていました。というのも、部署のメンバーには真面目で仕事熱心な人が多く、仕事に集中し過ぎてしまう傾向があったからです。

業務を楽にするツールなどもあまり活用していなかったので、そういったところにも目を向け、もう少し余暇を増やせる部署になればいいなと思っていました」

和田 「以前から働き方改革のプロジェクトがあることは知っていて、『SC本部全体で活動をまとめていくのはたいへんそうだな』と横目で見ていたんです。2019年に今の部署に入ったのですが、配属されてすぐに、『この部署の働き方改革についてどう感じているのか、外部の視点で教えてほしい』といわれて。私もアサインされる形で活動に加わりました」

働き方改革を推進する側に立ってみて、あらためて難しさを感じているという和田。

和田 「いろいろな想いや考え方があっても、なかなか人に伝えるのは難しいものです。しかも、誰もが賛同できるようなやり方があるわけではないので、うまく折り合いをつけながら進めていかなくてはなりませんが、いろいろな人の声を聞きながら、SC本部がより良い組織となるよう前向きに取り組んでいます」

生産性の向上を目指す心理的安全性への取り組み。着想の背景と学びを通じて得た気づき

SC本部では、昨年2021年度の働き方改革のテーマのひとつに、“心理的安全性を推進することにより生産性を上げる”を掲げていました。

小田 「2021年7月にSC本部の取り組みとして心理的安全性の推進について提案しました。当初は、心理的安全性の研修実施を考えていたのですが、まずは私たちが知見を深めようということになり、数カ月かけて産業医の先生から学ぶ機会を設け、SC本部の生産性向上の施策について議論しました」

和田 「そもそも心理的安全性をテーマに挙げたきっかけは、コロナ禍の影響で働き方が変容したことでした。SC本部内でもオフィスワーク組とテレワーク組が併存するようになったことで、メンバーから、コミュニケーションが不足しているという声が挙がっていたんです。そこで、心理的安全性の構築が生産性の向上につながると考え、取り組んできたという経緯があります」

最初のうちは、ネガティブな事例にばかりフォーカスしていたというふたり。学びを深める中で、ポジティブな事例を取り上げて紹介する方向へと徐々にシフトしていったといいます。

小田 「はじめたころは、心理的安全性がない会話とはどのような状態か、こんなところで心理的安全性が不足しているのではないか、という具合に、『ないところ』に注目をしていました。ところが、産業医の先生と相談して理解が進むうちに、『あるもの』を軸にして、良い事例を展開していくほうが広がりやすいのではないかと気づいたんです。

現在は『これいいね』『真似してみようかな』と思ってもらえるような事例を見つけて、それを広めていこうと考えているところです」

また、心理的安全性の本質ついても、SC本部のメンバーと共有していきたいという和田。

和田 「心理的安全性は、“職場で誰に何を言っても、どのような指摘をしても拒絶されることがなく、罰せられる心配もない状態のこと”と定義されています。だとすると、仲良しグループでも良いように思えるのですが、馴れ合いの状態では生産性が上がっていきません。

心理的安全性の意味について、誤解している人が少なくないと感じていて。SC本部のメンバーは仲が良く、良い雰囲気で仕事ができていますが、それだけではないんです。本当の意味で心理的安全性が担保された状態を目指したいと思っています」

デジタルツールの“食わず嫌い”をなくすためのきっかけ作りに奔走

SC本部における働き方改革の取り組みの中では、デジタルツールの活用も重要なテーマとなっています。

小田 「昨年からテレワークで仕事することが多くなり、それにともなってITツールを活用する機会が増えてきています。勉強会などを実施したことで、『これまでこうしたデジタルツールは使っていなかったが、使ってみたら便利だった』という声が多く寄せられました。

そうした動きがある一方で、こちらから提案しても、なかなか思うように浸透していかないというのが現状です。デジタルツールの活用については、まだまだ食わず嫌いする傾向があると感じています」

というのも、SC本部はもともと少数精鋭。しかも、叩き上げのベテラン社員が多く、百戦錬磨の実務経験が、デジタルツールの普及を阻む障壁になっているといいます。

小田 「社員の中には、新しいツールに抵抗感がある人も少なくありませんが、昨年の勉強会の開催を機に、メールからチャットへの移行が劇的に進みました。壁の厚さを感じる反面、スマホのように、便利だと気づけば自ら積極的に活用していく傾向があります。きっかけさえ提供できれば、状況が変わっていくと思っています」

デジタルツールの活用を呼びかけるとともに、働き方改革チームでは率先してデジタルツールの導入を進めているといいます。

和田 「たとえば、夜の10時以降に仕事している人に対して、RPAを活用して(田辺三菱製薬のキャラクター『たなみん』を使って)『時間外ですよ』というメッセージを送ったり。その他に時間短縮のご案内や早帰り推奨にも、積極的にデジタルツールを使うようにしています」

小田 「働き方改革を推進する私たちの業務が増え、作業が遅延するようなことがあってはいけませんから。私たちが率先してデジタルツールを使って業務を正常に回していくこと自体が、デジタルツールのアピールにつながると思って取り組んでいます」

ワークとライフの両立・統合を目指して。充実した人生を実現するための働き方改革を

働き方改革を進める意義のひとつは、業務負担が減ることで、時間的な余裕ができること。そうやって生まれた時間を有効に使ってほしいとふたりは言います。

和田 「定時に仕事が片付いたとしても、さらなる成果を目指して次の仕事に取りかかってしまいがちです。そうではなく、プライベートのほうも充実させてほしいと思っています。そして、“ワークライフインテグレーション”を推進していってほしいと思います。よく耳にする“ワークライフバランス”と似ていますが、意味が少し違います。

ワークライフバランスが、仕事とプライベートを切り離して扱うのに対し、ワークライフインテグレーションは、仕事とプライベートのあいだに境界を作りません。それぞれの相乗効果によって人生を充実させていこうという考え方です。余った時間をうまく活用し、たとえば、プライベートを充実させることで仕事のモチベーションを高めるという具合に、自分らしい人生の実現につなげてもらえればと思っています」

「SC本部のメンバーには、ストレスがともなわない生活をしてほしい」と話す小田。さらに次のように続けます。

小田 「やりたいことがやれる生活がいちばんだと思っています。仕事があるから家族に会えないとか、趣味に打ち込めないとか……。やりたいことをあきらめなくて済むような時間の作り方・使い方をしてもらいたいですね」

和田 「ワークとライフ、どちらかが先にあるというより、ワークとライフをうまく両立・統合させながら、進めていけたら良いなと感じています」

ワークとライフの統合を実現するためにも、今後は積極的に無駄を削減していきたいというふたり。

和田 「小田さんのおかげで、3時間ほどかかっていた勤怠管理の作業が、EXCELのマクロを使うことで、5分足らずでできるようになったんです。時間をかけなくて済む作業は極力減らしていきたいですね」

小田 「単純作業をどんどん自動化していけば、アイデアを出したりクリエイティブな作業をしたりする時間を増やすことができます。個人的には、昨年受講したデジタルツールの講習がすごく勉強になりました。そういった機会が今後もっと増えて、全体的な生産性の向上に結びついていくと良いなと思います」

デジタルツールの活用によってワークライフインテグレーションを実現し、心理的安全性を担保することで、働くことに対するプラスのイメージを持てるような組織作りに貢献していきたいと話すふたり。SC本部のメンバーと足並みを揃えていくことが重要だと話します。

和田 「私たちが働き方改革を推進したところで、皆さんがついてきてくれないことには意味がありません。皆さんからも積極的に意見をもらいながら、歩調を合わせて取り組みを進めていきたいと思っています」

本当の意味での働きやすい職場作りを目指す小田と和田。ふたりの挑戦は続きます。「SC本部の取り組みがきっかけで、会社が良い方向へと進んでいくことができた」といわれる日がくることを夢見て。

三菱ケミカルグループ株式会社

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