いつもバイタリティ溢れるふたりは、シグマックスのワーキングママ代表
管理部 経営管理室の薬師 桃子、生産部 生産管理課の三友 真希子、別々の部門で働くふたりの共通点は子育てをしながらシグマックスに勤務するワーキングママであることです。普段から交流の深いふたりですが、家庭ではママとして、職場ではスペシャリストとしてバイタリティ豊かに活躍し続ける秘訣について聞いてみました。【talentbookで読む】
入社までの経緯はそれぞれ。共通するのは新しい経験への好奇心
薬師も三友も転職して日本シグマックスへ。シグマックスに入社するまでの経験についてふたりはこう語ります。
薬師 「学生時代の経験と言えば、友人とふたりでバックパッカーとしてインド・ネパール・中国・タイ・トルコ・ベトナムなどを巡ったことですかね。当時流行った沢木 耕太郎さんの小説『深夜特急』の影響をもろに受けた感じで、本当に列車で国境を超える旅でした。国が変われば価値観も変わるんだなということを肌で感じたのと、自分にとって大切なものっていったい何だろう?みたいなことを漠然と考させられる経験でした。
アジアを巡る旅が人生観を変え、海外への関心が高まっていった薬師。就職の軸も一味違うものでした。
薬師 「就職の時には社会へのちょっとした抵抗みたいな気持ちがあって、みんなと同じ時間軸では会社に入らず、1年位JICAでアルバイトとして働きました。結局その後に一般社団法人国際協力推進協会(APIC)というところに就職しました。
振り返るともともと持っていた海外への興味が影響していたと思います。担当していた仕事は広報的なものだったので、私自身が海外に行くというよりは海外での活動や海外との連携を国内からサポートしたり、情報発信する役割でした」
また、三友も海外での経験が就職に影響を与えました。
三友 「私は大学で国際文化学科に入ったこともあって中国に留学したんですが、この時の経験は大きかったなと思います。目的は語学学習だったんですが、半年間の中国での生活では勉強だけじゃなくて色々な経験(むしろそっちの方が大きかった)ができましたね。
就職するときはシンプルに、せっかく触れ合った中国と関われる仕事をと考えて、海外との取引の機会がある繊維系の商社に入社しました。
そこで配属されたのは企画系の部署で、クライアントの希望する製品を作るための資材調達先や縫製業者をコーディネートする役割でした。入社早々3か月目にはもう海外出張に行ってましたね」
ふたりに共通していた点は海外への関心から最初の会社選びをしたことでした。そしてふたりともそこから転職することに。
薬師のシグマックス入社は「あえて正反対の仕事を」という考えで
忙しい日々でも、楽しそうに仕事をしている薬師。シグマックスに転職したきっかけは違った企業で働いてみたい!という純粋な好奇心でした。
薬師 「私はもともと新しいことにどんどん興味が湧くタイプだったので(飽きっぽいということではなく)、前職で組織・環境が変わる節目のタイミングで、また違った企業で働いてみよう!と思い立って転職しました。当時は医療メーカーとしてシグマックスはまだ発展途上だったのですが、成長性と社会に必要とされている企業というイメージが強くて、迷うことなく入社を決めたと思います」
前職では広報という外に出ていく仕事だった薬師。しかしシグマックスでは正反対の、中で会社を支えていく仕事を希望して総務課で採用されました。
薬師 「総務での仕事は法規的なことなど覚えることも多く、また沢山の社員と日々関わり合っていくうえ、担当範囲もとても広く、ここでもまた新たな刺激がありましたね。これまでに社労士の勉強をしたり、経理部門に異動してからは簿記の資格取得(現在も1級に挑戦中)などに取り組んでます」
仕事に精力的に取り組む薬師ですが、プライベートでは入社後に結婚、三児の出産というライフイベントを経験しました。
薬師 「シグマックスは出産前後と子育てに対する支援が充実しているんですが、この制度設計には検討メンバーとして私も参加しました。ちょうど一人目を産む前だったこともあり、出産後の自分を想像して、まさに自分事として考えたり意見することができました。
2020年現在も以前とあまり変わりなく仕事ができているのはこうした制度のおかげでもあり、その検討段階に入れたことはとてもプラスでしたね。出産を機に子どもを育てていくことが私の人生の大きな目的として加わりましたが、同時に仕事に対してもよりいっそう前向きに・ひたむきに向き合えるようになった気がします」
ひとりの母親としての立場から、シグマックスの制度設計に関わってきた薬師。転職後も、資格取得など挑戦を続けてきました。
今日の彼女の活躍の裏にはシグマックスの制度の存在が大きいかもしれません。
繊維商社退職→海外にスノーボード修行→シグマックス入社という三友
取引先との折衝で数々のコストダウンや短納期での生産の実現など、頼れる生産担当という印象が強い三友。
前職を退職した後まず行ったことは、カナダでのスノーボード修行でした。
三友 「前職ではクライアントに対して自分たちの企画を色々と提案する機会も多かったのですが、やはり自社製品ではないので最後は当然クライアントの意向が優先されることがほとんど。でも自分たちの考えをいつか形にしみたいなぁという漠然とした想いもあって、4年の勤務の末思い切って前の会社を退職しました。
退職したときにはまだ転職先を決めていなくて、まずはクールダウンというかちょっとしたガス抜きの意味で、趣味だったスノーボードに一度没頭してみようと思って、カナダに1か月間滞在して毎日スノーボードを満喫しました。
その後、シグマックスに入社。シグマックスは繊維系の資材を扱うメーカーであり、三友の前職と共通する部分がありました。しかし、最初に配属されたのはまったくの未経験分野である品質保証部。製品を開発するまでの“設計品質”と規格通りの製品を生産する上での“量産品質”というふたつの考え方で、社内のさまざまな部署に関わっていく役割でした。
三友 「品質保証課の経験はそれまでの仕事の見方を良い意味で大きく変えてくれましたね。その後は現在と同じ生産管理課で各種外部調達先との交渉や製造工場の視察・立ち合いなどを担当しています。品質保証の経験もあって新規の取引先ではどんな管理体制を取っているのかな?など自然と目が行くようになりました。海外も含めて出張の多い役回りです。
製品の仕様を決める工程では製造工場との交渉や調整が必ず必要になります。単に品質を担保するために要求を増やせば当然それはコストに反映されるものなので、両方をうまくバランスさせつつ取引先にもきちんと納得してもらうことが私たちのとても大切な仕事なんです」
また、薬師と同じく三友もシグマックス入社後に結婚とふたりの子供の出産というライフイベントがありました。
三友 「現在も子育て真っ最中です。1人目を産んで復帰早々のことなんですが、担当した新製品が当社としては新しい加工方法を用いるもので工程がなかなか安定しませんでした。このままだと発売までに計画通りの数量が生産できないというピンチだったんです。
ピンチを切り抜けるために加工施設の確保に奔走し、その末に開発担当者とふたりで加工機具を工場間で移設することになったんですが、実はその時に2人目がお腹にいたんです。まだ社内には報告していなかったんですが、さすがにその時は事情を話して移動の作業だけは辞退させてもらいました。おかげで2人目も新製品も無事生み出すことができたんです」
三友も薬師と同じく出産、育児を経験してきました。また、カナダへ1カ月スノーボード修行へ行くといった珍しい経験も。前職で漠然と感じていた”物足りなさ”から転職を決意した三友。シグマックスではその想いも解消され、子育ても仕事も全力で取り組んで(楽しんで)います。
伸びしろも好奇心も衰えない。目指すは厳しく・優しく・頼られる存在
好奇心に突き動かされ、行動し続けるふたり。興味の幅は多種多様です。
薬師 「プライベートの充実は仕事とのバランスをとる意味で、私にとってすごく大事な要素です。マラソンは毎年何かしらの大会に参加していて、最近では表参道ウイメンズマラソンという大会を会社の仲間と走りました。
その他にも2年前に知人からギターをもらったことをきっかけに会社の仲間とバンド活動したり、また別のメンバーと山登りに行ったりと。興味が湧いたらなんでもとりあえずやってみたくなる質なんです」
三友 「私は今でもやっぱり冬は毎週スノーボードですね。それ以外の季節はキャンプによく行ってます。子どもと一緒に出掛けるようになって、家族みんなで何かやるというのがとにかく楽しいんです。筋トレも一時期はまっていて、自粛の期間もあったので最近また再開しました。あと今は薬師さんと始めた空手を楽しんでいます。いずれは黒帯を狙いたいなと思っています」
充実したプライベートを過ごすふたりは、仕事でもまだまだ成長していきたいと語ります。
薬師 「経営管理・会計の仕事は奥が深くて、今でも新しく学ぶことがあって日々何かしら脳に刺激を受けていますね。これまでもスキルを高めてきた自負がもちろんあるんですが、自分の成長余地はまだまだあると思っています。ここからさらに磨きをかけて専門的な領域で頼られる存在を目指しています」
三友 「プライベートがOFFモードで思い切り力を抜いている反面、仕事は完全ONモードです。形から入るというわけではないんですが、会社では服装や身なりも仕事モードで望んでいるつもりです。
私のいる生産管理という部門も、会社の事業拡大にともなって扱う資材や製造設備、取引先もどんどん広がっています。
なので私の仕事もここが終わりというのは基本的にないと思っていて、日々成長を続ける必要があると思っています。
若手メンバーも年々増えてきているので優しく厳しい先輩でありつつ、担当としては三友さんに任せておけば大丈夫、間違いない、と常に思ってもらえるような信頼される存在が理想です」
プライベートも仕事も全力なふたり。その背景にはシグマックスの制度の存在があります。
仕事に対する”これからの自分”もしっかりと見据えるふたり。ワーキングママのバイタリティ溢れるシグマックスライフは、これからもまだまだ続きます。
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