DXのコツは「仕組みを熟知する人が、それを壊して再構築すること」 | NEXT DX LEADER

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DXのコツは「仕組みを熟知する人が、それを壊して再構築すること」

ものづくりDX事例(旭鉄工株式会社) より

この動画で学べること

  • 伝統的な製造業の工場でDXに取り組んだ内容と効果を知ることができる。
  • コロナ禍の問題をDXで解決しようとした例を学ぶことができる。

こんな人におすすめ!

  • 製造業の会社で「DXに取り組め」と言われて困ってしまった情シス担当。
  • 現場の抵抗が強くてなかなか成果が生み出せていないDX推進担当者。
  • DXでも何でもやって業績を伸ばしていきたい製造業の経営者。

コロナ禍の操業停止で「これはまずい」と危機感

DXを学びたい男性
この動画ではどんなことが学べるの?
DXに詳しいロボット
旭鉄工という昔ながらの町工場が、DXに本気で取り組んでみたらいろいろと大変だったという苦労話を、代表取締役社長とDX推進室長が話しているよ。

この会社ではIoTを活用して生産性を向上するしくみをつくり、年間4億円の労務費の削減、累計8億円以上の設備投資の削減を実現したという。月間7,000枚以上も出力していた紙での生産日報と不良記録をペーパーレスにしたというから、それだけでもかなりコストカットになっただろうね。
DXを学びたい男性
町工場がDXかあ。そういう職場ではよほどのことがない限り新しい取り組みをやらない偏見があるけど、なんか大きなきっかけでもあったんだろうか。
DXに詳しいロボット
サプライチェーンマネジメント部に担当部長が異動してきたのと同時に、コロナ禍で操業停止になってしまったのが、DXに取り組むきっかけらしいよ。いまその部長は、DX推進室長を兼任して取り組みを牽引している。

工場の操業が止まると、購入部品と売上の乖離が生じるけど、経営陣から調査依頼が来たとき、必要なデータが取れずにあいまいな回答しかできなかった。そのとき、この部長さんは「これはまずい」と考え、原因となったシステム統合に取り組み始めたという。
DXを学びたい男性
その場をやりすごすだけではなく、今後のことを考えてしくみ化したんだね。それができる部長がいるかどうかで、会社の将来が決まってしまう。
DXに詳しいロボット
最初にやったのが、分散しているデータを一元化し活用できるようにするため、Dr.Sum(ウイングアーク1st社製の高速集計データベース)MotionBoard(同社製のBIダッシュボード)をAWS上に構築し、会計システムや生産管理システム、自社のIoTシステムのアイザックス(iXacs)などの既存システムとデータを連携したという。

「必要な情報を必要なときに必要な人に提供すること」

DXを学びたい男性
IoTのシステムはすでにあったんだ。
DXに詳しいロボット
旭鉄工には170もの製造ラインがあり、発生するデータをリアルタイムで収集している。生産日報と不良記録は、iPhoneを使ってi-Reporter(シムトップス社製の現場帳票電子化システム)に入力。MotionBoardで、時間あたり出来高や不良状況などを確認できる。
DXを学びたい男性
システム構成はシンプルだけど、自分たちでちゃんと使いこなることが大事だからね。外部業者のいいなりで高価なシステムを買わされたという感じがない。
DXに詳しいロボット
代表取締役社長の木村哲也さんは、自社のDXの目的を「必要な情報を必要なときに必要な人に提供すること」とし、これを“経営のアルゴリズム化”と呼んでいるそうだ。問題をすばやく見える化し、解決方法まで提示してくれるしくみを目指しているんだろう。

また木村さんは、DXを進めるにあたって非常に大事なこととして「会社の現状の仕組みを熟知している人が、思い切ってそれを壊して再構築すること」と言っているよ。
DXを学びたい男性
難しいけど、それに尽きるんだろうね。
DXに詳しいロボット
何が問題で、それをどう変えれば解決するのか、よく分かっているはずからなんだろうけど、従来のやり方を変えたがらない人は多いから、言うは易く行うは難しだ。ただ、従業員のモチベーションや待遇が目に見えて変わり、現場から改善提案がどんどん上がってくるようになれば、そういう会社は間違いなく強くなっていくだろう。

この会社では、DX活動の取り組み動画を毎週1本作成し、さまざまな部門に見てもらうことで、自分のところは何ができるか、どんな変化が必要なのかを意識してもらうきっかけを作る工夫をしたそうだ。そこまで徹底してやると、会社も変わるんだね。

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YouTube:ものづくりDX事例(旭鉄工株式会社)

考察記事執筆:NDX編集部

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