引っ越し時「見落としがち」な火災保険のポイントとは? | キャリコネニュース - Page 2
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引っ越し時「見落としがち」な火災保険のポイントとは?

賃貸物件に入居する際に加入を要請される火災保険は主に3つあります。

・家財保険
・借家人賠償責任保険
・個人賠償責任保険

「家財保険」は、賃借人が所有している家具や家電、現金などの家財が焼失した場合に新しく買いなおす際や燃えて使えなくなったものを撤去する際の費用も補償されます。

「借家人賠償責任保険」は賃借人が原因で部屋が燃えてしまったり、水浸しになってしまった際に原状回復する場合に補償されます。その補償された保険金で大家さんへ弁償することになります。

「個人賠償責任保険」は一言で言えば、日常のトラブルについて補償するものです。例えば、相手をケガさせてしまった際の治療費や、建物の一部を破損させてしまった場合に使います。

不動産屋さんへ家を借りに行くと、火災保険に入ってくださいと言われることがほとんどです。この場合、不動産屋から損害保険会社を指定されている場合や、火災保険をお勧めされる場合があります。

しかし、不動産屋さんからお勧めされる保険が必要以上に補償がついており、保険料が高くなっているケースもあります。

例えば、家財保険に500万円もついているケースです。4人家族などであれば別ですが、1人暮らしで500万円も家財を持っていることは考えづらいです。

家電(テレビ、パソコン、洗濯機、冷蔵庫)、家具(デスク、ベッド、衣装ケースなど)、現金。これら全てをあわせても、200~300万円くらいに収まるのではないでしょうか。人によっては100万円もかからない方もいるでしょう。

逆に「補償が足りない」というケースもあります。たとえば、火事が原因で、誰かに大怪我をさせてしまったり、その人が亡くなってしまったような場合、最低でも3000万円の補償が必要です。1000万円では足りません。

こうやって考えていくと、不動産屋さんがオススメしてくる保険が、必ずしもベストとは限りません。時間のあるときに自分のライフスタイルに合った保険を探しておき、自分に合った保険を契約したいと不動産業者と交渉したり、最初から火災保険を自分で選べる物件を探したりするのも一手でしょう。

実際にあったケースを紹介します。不動産屋さんから提案された火災保険は、掛け金が年間14000円でした。しかしそれを共済に切り替え、不要な補償を削ったり、補償が足りない分に特約を付けたりしたところ、年間7000円の節約になりました。

この際、いちどご自身の契約内容を確認し、他の火災保険と比べてみるのはいかがでしょうか?

【プロフィール】佐藤祐一

投資家・ファイナンシャルプランナー・社会福祉士。2019年から投資で月収を半年で3倍、1年間で5倍にした経験を活かし、人々の金融リテラシーを高めて、夢を叶えるための資産形成のサポートを実施。取り組んでいる投資は株式投資、不動産投資、FX投資、暗号通貨のマイニング、事業投資など。東京、大阪、京都、愛知など日本各地でお金に関する相談やコンサルティング、株式投資のコンサルなどを平均週6名実施し、年間50名を担当。どの投資にも肩入れせずに、お金の考え方を身に着け、良い投資と悪い投資の見極めをできるようにすることを重視している。現在、タイムチケットで相談を受け付けている。

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