電車で乗客が嘔吐しながら倒れて……「都会の人は冷たい」と思っていた男性が考えを変えたエピソード
今からおよそ10年前、「附属校からの大学進学の合格発表を終え、静岡の家から、千葉の祖母の家へ向かう途中の東京駅の総武快速線ホームで電車を待っていた」と回想する。ホームでは
「同じ車両の乗車位置で待っていた隣のおじさんがずっと缶コーヒーを飲んでいた」
という。問題が発生したのは、電車に乗り込み「新小岩~市川間」を走っていた時だった。
「突然隣りで待っていた男性が嘔吐をしながら倒れた。男性の目の前には喪服を着た女性が座っており、吐瀉物により汚染された」
「車内は騒然、みんな見てみぬふりをするかと思っていたが、乗客は袋やタオルやらで男性を介抱」
予想に反し、乗客たちは素早く反応し急病人を助ける行動を取ったようだ。投稿を寄せた男性自身も激しく動揺したのだろう、「同じ駅で降りるということを聞き、祖母の家に行く程度でしか知らない土地であり、駅に着くと足早に去ってしまった」と綴っている。
ただ、乗客たちの行為は深い印象を残したようで、
「都会の人はみんな冷たく、何か起きても見て見ぬふりをすると思っていたが、この事件をきっかけに、やはり日本人は親切で誰に対しても優しいということを痛感した」
と感動した様子で明かしている。しかし忘れられない理由は他にもあり、「尚、この事件をきっかけに10年経った今でもコーヒーを飲むとフラッシュバックし自身も嘔吐をしてしまい、コーヒーは飲めなくなった」とのことだった。
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