「もうすぐ結婚。奨学金が40万円残ってます」彼女に一括返済を求められた男性の相談が物議 | キャリコネニュース
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「もうすぐ結婚。奨学金が40万円残ってます」彼女に一括返済を求められた男性の相談が物議

40万円ならすぐ返すべき?

40万円ならすぐ返すべき?

奨学金は未来への投資とはいえ「借金」であることに変わりなく、婚約時に揉める原因にもなる。11月末のお悩み解決掲示板に「もうすぐ結婚するのですが、自分の奨学金があと40万ほど残っています」というスレッドが立ち物議を醸した。スレ主は男性で、20~30代だろう。妻になる人に奨学金は無く、共働きで「生活費は合算の予定」だという。

「お小遣いからは別に自分の奨学金を返していくと思います」

とのことだ。つまり家計から自分の奨学金を返済し、小遣いは別ということのようだ。これに最初は彼女も同意していたが、最近になって「その分貯金できるのに不公平だ。結婚前に一括で返済してほしい」と頼まれたという。奨学金は利息がかからない分で、納得いかない様子のスレ主は、「どう思いますか?一括で返すべきですか?」と問いかけた。(文:okei)

「40万くらい一括で返済できませんか?」が圧倒多数

この相談に対しては、「返せるんだったら返したら?」という回答が相次いだ。

「40万くらい一括で返済できませんか?何歳の方ですか?貯金はないのですか?」
「男だったら細かいこと言ってないで、40万返して結婚すればいい事だよ。40万払えないのに、よく結婚するね」

と責めるような助言がおびただしい。「私だったらやっぱり返してほしいです」という人も複数いて、

「結婚生活スタートさせるにあたり借金なし(奨学金、車のローンも結局借金なので)で、きれいな状態でスタートさせたいって気持ちのある人はいると思うし、私はそうでした」

と彼女に理解を示している。返せない額なら仕方がないが、「40万円なら一括返済したほうがいい」「でないと後々ずっと言われる」という意見が圧倒多数だ。確かに、給料を合算するという考えのもとでは、独身時代の夫の負債を妻も一緒に背負うとことになり、彼女に不満が出るのも仕方ないだろう。

「いまの収入は奨学金のおかげ」「彼女はお金の苦労を知らない」という声も

一方で、スレッドには彼女に対して否定的な声もある。「無利息なのだから一括返済なんてしなくていい」「彼女はお金の苦労をしていない」などで

「学歴があるからこそ今の給料なので、そこまで言うなら“生活費を学歴分から差し引いた金額”のみ家庭に入れても文句はないでしょう」

と極論を書く人も。これにスレ主は、「相手は専門職で給料は同等、自分がめちゃくちゃ稼いでるわけでもない」と正直に明かしていた。

他方、「そんなこと言う人(女性)とは結婚しない方が良いですよ」という助言もある。

「奨学金の意味をわかっていないのでしょうね。というか、奨学金を借りる必要がない人生の人に、奨学金の事は理解出来なくても仕方がないとも思いますけど」

として、彼女が意見を変えたなら、こちらも変えて、「二人の給料を合算するのではなく、生活費を折半して出し合う、それ以外はそれぞれで貯金すればいいのです(我が家はそれで子育てまで終えました)」などと説いていた。

確かに収入が同じくらいなら、「合算」などせず、生活費は折半したほうがお互い納得が行きそうだ。スレッドには、「夫は自分の小遣いから返済すればいい」という意見も多い。一定の収入があるのに、自分の負債を家計から支出しようとするので揉めるのだ。

思うに、これは「奨学金の問題」というより、「結婚後の家計をどうするか」の問題ではないか。ネット上では、夫婦の家計管理に関する情報がいくらでもあり、「費目別に分担するパターン」「夫婦二人で管理するパターン」「どちらかが家計を管理するパターン」など、家庭によって様々だ。話をふり出しに戻して意見を出し合い、できるだけ納得し合える落とし所を探してほしい。

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