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義実家で感じた男尊女卑 「女が男に料理を取らせるんじゃない」と抗議の電話

理不尽すぎる……

理不尽すぎる……

性差による”区別”はあっても、”差別”があってはならない。しかし現実には、理不尽な性差別を受けた経験を持つ人はごまんといる。30代女性のキャリコネニュース読者は、年末年始の義実家帰省で嫌な思いをしていると明かす。

「私は『女だから』キッチンに立って料理やお酒の準備をします。食卓の寿司が取りづらかったので主人に取ってもらったら、あとで抗議の電話がきました。『女が男に料理を取らせるんじゃない』と」(神奈川県/サービス・販売・外食)

時代錯誤もいいところだが、世の中にはいまだに男尊女卑の思想を根強く残す人々もいるようだ。(文:大渕ともみ)

「女のくせに!女では対応できない。男を出せ」

兵庫県の40代女性(サービス・販売・外食/正社員)は支店長という役職柄、クレーム対応にあたる機会も多い。「支店長を出せ」と憤る客の対応をしたところ、

「『女のくせに!女では対応できない。男を出せ』と言われました」

と振り返る。女性は根気強く対応したものの、「納得されないので『女だからと差別をするのであれば、貴方の対応はいたしません。お帰りください』と伝えて帰ってもらいました」と打ち明ける。客とはいえ何を言っても通じない相手には、それが最善の対応だろう。

都内の40代女性(事務・管理/正社員)も、顧客のクレーム対応で苦い経験をした。女性は、

「私が対応した時には『どう落とし前つけるんだ』と脅してきたのに、男性スタッフが代わりに話したら、あっさり『わかりました』。おとなしくなりました」

といい、顧客の豹変ぶりに驚きを隠せない。「相手が女性だから」と態度が大きくなる人には呆れるばかりだ。

“男だから”とすぐにリーダーシップを求められる

“性差別”というと女性側の声が注目されがちだが、男性の中にも被害を訴える人がいる。事務・管理の30代男性(東京都/契約社員)は「男性は就職・転職で事務職に就きにくい」と証言する。自身の経験からくる言葉で、現在の仕事に就くまでにさまざまな苦労があったようだ。男性は、

「『男だから』と、組織ではすぐにリーダーシップを求められる」

と嘆いた。都内の30代男性(企画・マーケティング・経営・管理職/正社員)は「男性社員に対するパワハラ・セクハラは野放しになっている」と指摘する。

「『男なら全部責任取って当然でしょ』とか。今の時代、こんな発言はダメだと思うんだけどなぁ。ほかにも独身男性を心ない言葉でいじるとか。男に生まれて良かったこととか本当にないですね」

性別にかかわらず、相手を傷つけたり不快にさせたりする発言は慎むべきだ。

また男性は、会社での服装についても「女性はリゾートのような服装が許されるのに、男性はスーツ固定」と不満を吐露。最近ではクールビズとして”かりゆしウェア”を導入する企業も増えているため、男性の職場でも採用されることを願いたい。

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