かつてヤングケアラーだった女性「50歳を過ぎて家族のしがらみから解放されました」 | キャリコネニュース
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かつてヤングケアラーだった女性「50歳を過ぎて家族のしがらみから解放されました」

画像はイメージ

育った環境によって結婚に対する印象が変わり、「あえて結婚しない」という人もいる。キャリコネニュース読者から寄せられた、それぞれの「あえて結婚しない理由」を紹介する。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「あえて結婚しない人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HLPQJZGW

「介護問題にまた振り回されるかもと思うと、孤独を選びたい」

岐阜県の50代女性(その他/パート・アルバイト/年収300万円、貯金1800万円)は、自身の子ども時代を振り返り「ヤングケアラー」だったと明かす。「ヤングケアラー」とは、本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話を、日常的に行っている子どものことだ。

「最近言葉が聞かれるようになったヤングケアラー。高校性の頃から母の世話をし、20代も30代も40代も家族の世話で過ぎた。結婚は家族の事で精一杯で考えられなかった。9年前に母、4年前に姉、昨年父を看取り、一人きりになった。家族のしがらみから50(歳)を過ぎて解放されました」

学生時代から長きにわたり家族を支えてきた女性は、「この歳になり、結婚して『相手側の家族とのお付き合いや介護問題にまた振り回されるかも』と思うと、孤独を選びたい」と語り、こう結んだ。

「生活の苦しさを天秤にかけても、結婚という選択肢はない」

些細なことで喧嘩する両親「結婚が良いものだとは思えなかった」

栃木県の40代男性(メーカー系/正社員/年収750万円、貯金1000万円)は、「子どもの頃から周囲と考え方が大きく違い浮きがちだったため、人づきあいが苦手になった」と振り返る。あえて結婚しない理由について、「両親は些細なことでよく喧嘩していて、結婚が良いものだとは思えなかった。若い頃は残業や出張が多く、物理的に出会いがなかった」と明かす。

「他人と絡むのが嫌。結婚しても所詮は他人。うまく行くはずない」と語るのは、茨城県の50代男性(その他/正社員/年収500万円、貯金5000万円)。

「そもそも両親の結婚がいろいろあったようで、高校生くらいまで自分達の結婚について毎日毎日文句ばかり。『結婚なんてするもんじゃないと』ずっと刷り込まれたままです」

不仲の両親を見て育った結果、結婚生活のリアルを早々に感じとったのかもしれない。

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