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結婚式の費用負担は、両家の価値観がぶつかり合うデリケートな問題だ。きっちり折半にするのか、人数比で割るのか、揉めないように配慮したつもりが、思わぬ方向に話がこじれることもある。
愛知県に住む40代女性が明かしたのは、披露宴の費用を両家で折半することになった際のエピソードだ。思わぬところで義母の奇妙なプライドが露呈したという。(文:渋谷亜樹世)
割り切れない「3円」と両家のやり取り
披露宴の費用は、両家の親が折半して出すことになっていた。しかし、最終的な請求書を確認したところ、金額が「3円」で終わり割り切れない端数が出てしまった。
これを見た義母は、次のように提案してきたという。
「お嫁さんの方が親族が多い。ウチが末尾6円でオタクが7円ね」
新婦側の親族のほうが出席者が多いという理由で、女性の実家側に1円多く負担するよう求めてきたのだ。そこで女性の母は、次のように返した。
「やはり人数で割りましょう。ウチの方が多いから、ウチが出します」
「じゃあ1円多く出しとけば…」
1円単位で計算するくらいなら、人数比に応じた公平な負担を申し出たのだ。ここまでは筋の通ったやり取りだが、この申し出に対する義母の返答は意外なものだった。
「そこまでしなくていいわ。1円だけで。多く負担してそのあと優位に立たれても困るもの」
純粋に人数分の負担を申し出ただけの実母に対し、「優位に立つ・立たない」という謎の牽制球を投げてきた義母。女性は当時の心境をこう振り返る。
「じゃあ1円多く出しとけば今後、お宅が優位に立てるのでは? と言いたいのを我慢しました」
たった1円をめぐるやり取りに、それぞれのプライドと思惑が透けて見える出来事である。
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