ペットショップの生体販売、「反対」が3割 「大量生産が殺処分につながる」「悪質なブリーダーが後を絶たない」 | キャリコネニュース - Page 2
おかげさまで9周年 メルマガ読者数
65万人以上!

ペットショップの生体販売、「反対」が3割 「大量生産が殺処分につながる」「悪質なブリーダーが後を絶たない」

“反対”と答えた人からは「大量生産の結果、大量の殺処分になるから。ペットが欲しければあるところからもらえばよく、新たに生み出す必要はない」「商品として扱うことで悪質なブリーダーが後を絶たないから」といった理由が寄せられた。

一方、”賛成”と答えた43%に理由を聞くと、

「ペットショップ以外での引取りなどは難易度が高いため」(30代男性/ペットを飼育していない)
「お金を出して飼う(買う)方が責任をもって大切に家族として迎えてくれそうだからです」(30代女性/ペットを飼育していない)
「ペットショップで動物を買えないのなら、どこで買えるのかわからないからです」(40代男性/ペットを飼育している)

といった回答が集まった。

ペットの引き取り屋については、76%が「知らない」と回答。「聞いたことがある」という人は2割で、「知っている」と答えたのはわずか5%だった。

引き取り屋というビジネスに対して「どのように感じるか」と聞くと、過半数が「反対」(52%)と回答。一方で「仕方がない」(19%)という声もあり、「賛成」はたったの2%だった。“賛成”とした人からは、

「ペットを飼い続ける事が出来ない人がいる以上、こういう事も必要だと思う」(40代男性/ペットを飼育している)
「私に何も被害が及ばないので、勝手にやればいいからである」(20代男性/ペットを飼育していない)

といった声が寄せられた。一方で“仕方ない”とした人からは「野良や飼えなくなった動物を保健所で処分することもあるくらいだし、引き取り屋という商売が悪だとは思わない」(30代男性/ペットを飼育していない)、“反対”とした人からは

「ブリーダーは、無闇な繁殖をやめ、売買目的ではなく飼育目的でオーダーを受けるべき。いらなきゃ捨てればいいという考えは安易すぎて無責任」(30代女性/ペットを飼育していない)

といった声が寄せられた。

ペットの引き取り屋とは、ブリーダーやペットショップで売れ残った犬猫を引き取ることでお金をもらう業者を指す。自治体による犬猫の殺処分の減少を目的とした2013年の動物愛護法の改正で、自治体はペットショップや繁殖業者などからの犬猫の引き取り要請を断れるようになった。その結果、悪質な引き取り屋に引き取られた犬猫は充分な世話をされることなく処分される「闇処分」へと追い込まれている。

【PR】注目情報

関連記事

次世代バナー
次世代バナー

アーカイブ