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「ペットを処分してほしい」と言われた人も 横浜ニシキヘビ逃走で爬虫類に対する偏見拡大

爬虫類に対する偏見が広がっている

爬虫類に対する偏見が広がっている

爬虫類・両生類を考える議員連盟と日本爬虫類両生類協会は5月12日、連名で「アミメニシキヘビ逃走事件に関する声明文」を発表した。

声明は、今月6日に横浜市で発生したペットのアミメニシキヘビが逃げた事案を受けて発表。当該ヘビの飼い主に対して、飼育環境や逃亡理由を明らかにすることのほか、爬虫類・両生類とその飼育者に対する偏見をなくすことなどを求めた。

報道後、「来年の春までに退去してほしい」と大家に言われる

声明の冒頭では「不安な日々を送られている地域住民の方々に心よりお見舞い申し上げます。一日も早く発見され、安心した生活が戻ることをお祈りいたします」などと挨拶。その上で、

「飼育環境やなぜ逃亡したかについて当事者が詳細に説明することを求めます。当局に対しては厳正なる処分を行うことを要請します」
「『ペット可』『犬ねこ不可の記載のみ』の賃貸物件に居住し、適切に飼育している住人が突然追い出される等、大家からの一方的な契約変更により不利益を被ることがないようお願いをいたします」
「爬虫類・両生類とその飼育者への偏見のない正しい理解を求めます」

など6点を求めている。

一部報道によると、アミメニシキヘビの飼い主が「窓が少し開いていた」などと発言しており、飼い主の過失もうかがえる。キャリコネニュースの取材に応じた同協会の白輪剛史代表理事は「飼い主の行動は遺憾に感じています」と印象を話す。さらに、

「逃亡報道からわずか一週間ですが、”ぺット可”の物件に住んでいる飼い主が『来年の春までに退去してほしい』『ペットを処分してほしい』と大家から言われたと通報がありました」

と爬虫類を飼育する他の飼い主にまで偏見が及んでいる現状に眉をひそめた。

「見かけても近付かないで」と呼び掛け

白輪代表理事によると、アミメニシキヘビは体長3メートル超と大柄なものの、毒は持たない。哺乳類、鳥類を主な餌としており、噛みついて弱った相手の首元に巻き付き、窒息させた上で丸飲みするという。人間が丸飲みされることは考えにくいものの、やはり出会ったら危険な動物のようだ。

「1メートル50センチ~2メートルほど離れていたら、巻き付かれることはないでしょう」

と話し、万一見かけても近寄らないよう呼び掛けた。

アミメニシキヘビは昨年6月から新たに飼育することが禁止された特定動物の一種でもある。繁殖も許されていないが、これまで飼っていた個体については申請した上で、引き続き飼育を続けることができる。

今回の声明を受け、同協会には「対策をキチンとやってください」「本人に反省を促してください」といった厳しい言葉が寄せられたほか、中には「よく言ってくれた」「飼い主が差別されないよう頑張ってほしい」といった励ましの言葉もかけられたという。

白輪代表理事は「これまでも爬虫類は偏見に満ちた生物だった」と振り返り、

「危険な生物を飼育している人は今一度、管理体制を見直してほしい。一般的な愛好家の方には差別を受けることなく、飼育を楽しんでもらいたい」

とコメントした。

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