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3月9日は「日食休暇」、光学機器メーカーが粋な計らい 会社は「天文現象を社員が体験する場を設けることが重要」

約4年ぶりとなる日食が、3月9日に全国で観測される。太陽の一部が月に隠される「部分食」だが、天体ファンなら何とかして見ておきたいと思うだろう。

東京では午前10時12分に日食が始まり、11時08分に食が最大に。12時05分に終了するため、通常は就業時間に当たる。そこで埼玉・所沢の総合光学機器メーカー・ビクセンでは、この日の午前中を全社一斉の「日食休暇」とするのだそうだ。

社内掲示板には社員が撮影した写真が貼り出される

貴重な天文現象を、社員自ら体験

今回見逃すと次は2019年までおあずけ

休暇とするのは、3月9日の午前中。有給休暇の一斉付与として対処する。88人の社員全員が仕事を離れ、午後1時からは通常営業とする。同社によれば「貴重な天文現象を社員自らがきちんと体験する場を設けることが重要」と考え、導入に至ったとのこと。

「他の天文現象であれば夜なのですが、社員から『日食』が見たいという声があがり、それならば会社を休みにして対応しようということになりました」(広報担当者)

同社は天体望遠鏡や双眼鏡などの製造・販売を手掛けており、全国の中学・高校の天文部を応援する取り組みも行っている。光学機器メーカーとして「自然科学の実体験の機会創造」を企業理念として掲げており、社員の要望を反映した側面もあるようだ。

日食休暇の実施は、今回が2回目。前回は2012年5月21日の金環日食だった。このときには天候の良い地域にわざわざ足を運んで日食を観測する社員もいた。日食後は社内掲示板に社員が撮影した写真を貼り出し、コミュニケーションのきっかけにもなったようだ。

あわせてよみたい:ソーシャルゲームのgloopsのユニークな制度「エンタメ休暇」

 

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